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四工大とは?MARCH・成成明学・日東駒専との比較から見るリアルな立ち位置

四工大とは?MARCH・成成明学・日東駒専との比較から見るリアルな立ち位置

理系志望の高校生や保護者にとって、「どの大学群がどのくらいのレベルなのか?」というのは非常に気になるポイントです。特に、私立の理工系大学である「四工大(芝浦工業大学・東京都市大学・工学院大学・東京電機大学)」は、文系主体の大学群とは違った位置づけにあり、進路選びに迷いが生じがちです。

今回は、理系学生に人気の四工大と、他の有名大学群(MARCH・成成明学・日東駒専)との違いや特徴を比較しながら、どんな学生に四工大が向いているのかを丁寧に解説していきます。


四工大とは?それぞれの大学の特徴

四工大とは、関東圏の私立理工系大学の中でも、特に工学・技術教育に特化した以下の4校を指します。

  • 芝浦工業大学(東京・埼玉)

  • 東京都市大学(東京・神奈川)

  • 工学院大学(東京)

  • 東京電機大学(東京・埼玉)

この4校は、理系に特化しているため、工学や情報系の就職に強いという共通点を持っています。また、互いに連携し合う独自の取り組みも行っており、相互授業開放など柔軟な学びの機会も魅力です。


偏差値・レベル感:四工大はどの位置にある?

関東の私立大学群の中で、四工大の立ち位置は次のように整理されます。

レベル感 大学群
最上位 早慶上理
上位 MARCH理系・芝浦工業大学
中上位 成成明学・四工大(芝浦除く)
中位 日東駒専(理系)

芝浦工業大学は四工大の中でも頭ひとつ抜けており、MARCH理系と並ぶ偏差値帯の学部も多く見られます。一方で、東京都市大学・工学院大学・東京電機大学は成成明学グループに近い評価を受けています。

ただし、大学の偏差値は学部や入試方式によって大きく変わるため、一概に全体ランクだけで判断するのは危険です。志望する学部単位での比較が不可欠です。


就職実績の違い:理系はやっぱり就職が命?

理系志望にとって大事なのは、卒業後の進路です。特に、四工大は「実学」を重視しており、就職実績の強さが際立っています。

例えば、芝浦工業大学の2023年度の就職率は99.6%。有名企業400社への就職率も30%超と、理系私大の中でもトップクラスです。他の3校も含めて、四工大は理系技術職への就職に強く、専門性を活かしたキャリアが期待できます。

一方、日東駒専グループの理系学部も一定の就職実績はあるものの、やや文理融合型だったり、専門性が弱めな傾向が見られるため、技術職に直結するキャリアを目指すなら四工大が有利といえるでしょう。


日東駒専との違い:学びのスタイルと学生気質

四工大は、「課題が多く真面目な学生が多い」と言われています。実際、専門教育の比重が高く、グループワークや研究に時間を割く傾向があります。そのため、遊び中心のキャンパスライフを望む人にとっては、やや厳しく感じるかもしれません。

一方で、日東駒専は学部によっては「基礎研究」や「教養重視」のスタイルが強く、より幅広い学問を学びたい人に向いています。特に理学系を志す学生には、日東駒専の理系学部の方が適している場合もあります。


OBGネットワークの違い

四工大は比較的新しい大学や小規模な大学も含まれており、OB・OGの数は日東駒専に比べると少なめです。そのため、コネクションを重視した就職活動や、業界ネットワークを活かしたい人には、やや不利な場合もあります。

逆に、日東駒専はマンモス大学が多く、OB・OG数も膨大です。企業や官公庁などに広く人材を送り出しているため、そうした背景を活かした戦略的な就職活動がしやすいというメリットもあります。


理系学生にとって本当に見るべきポイントとは?

偏差値や大学群だけに頼る進路選びは、実はとても危険です。理系学生にとって重要なのは、以下の4つのポイントを軸に大学を選ぶことです。

  1. どんな分野の専門知識が学べるか(学部・学科)

  2. 卒業後の進路実績(就職先・大学院進学率)

  3. 実習・研究環境の充実度

  4. 大学の立地やキャンパス環境

その上で、もし「将来は大手メーカーの技術職に就きたい」「エンジニアとして実力をつけたい」と考えているなら、四工大の選択は非常に有効です。特に芝浦工業大学は、MARCH理系と遜色のない就職実績を誇るため、人気も年々高まっています。


まとめ:四工大は「手堅い進路」の選択肢

四工大は、いわば「理系就職に強い実学系私大」というポジションを築いています。難関国立や早慶上理のような派手さはないものの、安定した就職実績と専門性の高さは、着実な将来設計をしたい理系学生にとって魅力的な選択肢です。

ただし、基礎研究を追求したい人や、理学寄りの学問に興味がある人には、他の大学群の方が合っているかもしれません。

「偏差値」だけでなく、「何を学び、どう活かすか」。この視点を持って、ぜひ自分に合った進路を選んでください。



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