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日東駒専の理系学部の実力と特徴を徹底解説|四工大との違いもわかりやすく解説

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日東駒専の理系学部の実力と特徴を徹底解説|四工大との違いもわかりやすく解説

「日東駒専」という大学群は、関東圏で広く知られている私立大学のグループですが、文系のイメージが先行しがちです。しかし、実はこれらの大学にも質の高い理系学部が存在しており、進学先として検討する価値は十分にあります。本記事では、日東駒専における理系学部の実情や学びの内容、さらに工業系に強い「四工大」との比較を通じて、その立ち位置や強み・弱みを明確にしていきます。


日東駒専とは?基本情報と理系学部の概要

まず「日東駒専」という言葉の由来ですが、これは日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の頭文字を取って名付けられたものです。いずれも関東地方を中心に展開している私立大学で、学部の数や在籍学生数の規模も大きく、多くの高校生が進学を目指す中堅大学群です。

この中で理系学部を有しているのは主に日本大学と東洋大学です。駒澤大学や専修大学には理系学部が少なく、看護・医療系や心理・スポーツ系などの実践的な学部が中心となっており、いわゆる工学・情報・理学といった分野の学部はあまり見られません。

日本大学の理系学部

日本大学は、国内最大規模の総合大学のひとつで、理工系の学部だけでもいくつかに分かれています。代表的なものには以下の学部があります。

  • 理工学部(偏差値:約52〜60)

  • 生産工学部(偏差値:約45〜53)

  • 工学部(偏差値:約48〜54)

  • 生物資源科学部(農学系・偏差値:約48〜55)

それぞれの学部はキャンパスも異なり、理工学部は東京都千代田区にある市ヶ谷キャンパス、生産工学部は千葉県習志野市、工学部は福島県郡山市、生物資源科学部は神奈川県藤沢市と、全国的に分散しています。

特に理工学部は人気が高く、企業との連携も進んでおり、建築・機械・情報などの分野で就職率も高水準を維持しています。
また建築はMARCHでも明治、法政にしか学科が無いため4工大と同様に高い偏差値を誇ります。
このほかにも日大の理系は医療系学部も充実しており医学部、歯学部、薬学部は高難易度学部として存在しています。
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日本大学
一番の看板学部はやはり医学部
医学部は早慶に匹敵する難易度で他の学部とはレベルが違います。
面接や小論文もあることを加味すれば早慶にはいるより難しいと言っても過言ではありません。 akamon lab でも医学部は別コースで専用の対策をする必要があります。
 

東洋大学の理系学部

東洋大学もまた、文系の印象が強い大学ですが、近年は理工系の教育にも力を入れています。

  • 理工学部(偏差値:約50〜58)

  • 生命科学部(偏差値:約52〜56)

  • 総合情報学部(偏差値:約50〜54)

  • 情報連携学部(偏差値:約52〜56)

理工学部は川越キャンパス、情報系の学部は赤羽台キャンパス(東京都北区)など、キャンパスによって特色が異なります。特に情報系の分野は近年需要が高まっており、デジタル人材を育成するためのカリキュラムが整っています。
 

駒澤大学・専修大学の理系学部

駒澤大学・専修大学は文系の学部しかありません。一部ネットワーク情報学部などの理系寄りである学科は存在していますが理系の人が狙って進学する大学ではありません。


四工大との比較:どこに差があるのか?

理系志望の受験生の中には、「日東駒専」と「四工大(芝浦工業大学・東京都市大学・工学院大学・東京電機大学)」を併願するケースも少なくありません。それぞれの大学群が持つ特徴を踏まえて、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

偏差値の違い

一般的に、偏差値ベースでは四工大の方が上位に位置すると言われています。芝浦工業大学や工学院大学の一部学科では、GMARCH理系と肩を並べる難易度に達する学部もあり、日東駒専理系よりも合格難易度はやや高めです。

ただし、偏差値は「一般選抜入試の合格難易度」を示すものであり、推薦枠の多さや学部ごとの特色により、数字だけで大学の優劣を判断するのは危険です。

就職実績の違い

就職という観点では、四工大は大手企業への就職実績に強みを持っています。理系に特化した教育体制と専門スキルを重視するカリキュラムにより、企業からの評価が高い傾向があります。

一方、日東駒専は業界の幅広さが特徴で、技術職だけでなく営業・企画・教育などさまざまな職種への就職が可能です。特に日本大学は卒業生のネットワークが非常に広く、OB・OGの支援も受けやすいという点が魅力です。


日東駒専理系の強みとは?

① 実践重視のカリキュラム

日東駒専の理系学部では、理論だけでなく**「実学」に根ざした教育**を重視しています。企業との連携プロジェクトや、現場に即した実験・実習が多く、卒業後すぐに社会で活かせるスキルが身につきやすいというメリットがあります。

② 大学間のネットワークと規模の大きさ

特に日本大学は、全国的に広がる学部と学生数を誇り、その分OB・OGの数も多く、ネットワークの広さが就職や研究活動の面で強みになります。自分の興味や適性に合わせて多様な学部から選べるという点でも、日東駒専の理系は柔軟性の高い進路設計が可能です。

③ コストパフォーマンス

四工大と比較すると、学費の面では日東駒専の方がややリーズナブルなケースもあります。授業料や設備費の面で保護者への負担が少なく、それでいて内容の濃い理系教育が受けられる点は、大きな魅力と言えるでしょう。


日東駒専理系の課題・注意点

① 一部学部の偏差値が低め

日東駒専の中でも、生産工学部や地方キャンパスの学部は偏差値がやや低めです。そのため、学力的なバラツキが大きく、授業についていけるかどうかは自己管理が必要です。

② 専門性の深さには限界も

実学重視である一方、基礎研究や最先端技術の開発といった分野に関しては、四工大や上位大学に一歩譲るケースも見られます。将来的に研究職や大学院進学を視野に入れている場合には、より研究施設が充実した大学を検討するのも一案です。

③ 総合大学のメリットはあまり感じられない

日本大学は学べない学問はないと言えるほどの総合大学でありとあらゆる学部学科が存在しています。そのため学生数も多くマンモス大学と言われます。しかし学部学科ごとの細かくキャンパスが分かれておりサークル活動などもキャンパスを超えて行われているものは少なく、せっかく多くの人が属する日大という繋がりを生かすことはできません。就職活動時にOB、OG訪問ではその数の多さから役立つ部分もありますが4年のキャンパスライフで関わり合いはほぼありません。


どんな人に日東駒専理系は向いている?

  • 就職を重視したい人

  • 幅広い選択肢から学部を選びたい人

  • 実務的なスキルを早期に身につけたい人

  • 地方キャンパスでも学ぶことに抵抗がない人

  • OB・OGの支援を活用したい人


まとめ|日東駒専理系は“堅実志向”の進路選びに最適

日東駒専の理系学部は、理系単科大学ほどの専門性はないものの、実務重視の教育・高い就職率・学びの選択肢の広さといった強みを持つ大学群です。特に、総合大学としてのスケールメリットを活かしたキャリア支援や学部間連携は、進学後の進路に大きなアドバンテージとなります。

「がっつり研究より、社会に出てから役立つスキルを身につけたい」「広く浅くではなく、実務的に学びたい」という学生にとって、日東駒専の理系は非常に良い選択肢となるでしょう。

将来のビジョンや学びたい分野を明確にし、理想の進路を見つけるための参考になれば幸いです。


 

東洋大学の理系学部

東洋大学もまた、文系の印象が強い


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