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akamon lab ブログ
明治大学総合数理学部の入試対策
2026年度入試制度
明治大学総合数理学部の入試が近づいて来ました。この学部の入試制度は、多角的な選抜を可能にするために複数の方式が用意されています。
一般選抜(学部別入学試験)の基本構成
学部別入学試験は、基礎的な学力を測る最も標準的な方式です。
この方式の最大の特徴は、数学の配点が非常に高い点にあります。総得点の約63%を数学が占めており、数学の実力が合否に直結する構造となっています 。数学の重要性は本学部での学びの根幹を成しており、入試段階でもその資質が強く問われていることが伺えます。
ていうか理系なのに理科がナイんです。めずらし!
全学部統一入学試験
全学部統一試験では、3科目方式、4科目方式、英語4技能方式など、受験生の得意分野に合わせた選択が可能です。
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3科目方式: 外国語(100)、国語(100)、数学(200)の計400点満点。数学は数Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)の範囲となり、数Ⅲを課さないのが特徴です。文系型の受験生や、基礎力を重視する受験生に適した方式といえます 。
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4科目方式: 外国語(150)、数学①(100)、数学②(100)、理科(150)の計500点満点。数学①で数Ⅲが含まれ、理科(物理・化学・生物から1科目)が必須となります。理系科目全般に自信のある層に向けた選抜形式です 。
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英語4技能方式: 外部試験のスコアを得点化(50点満点)し、数学①、数学②、理科と合わせて合否を判定します。英検準1級などで高いスコアを保持している受験生にとって有利な設計となっています 。
大学入学共通テスト利用試験
共通テスト利用試験には、前期日程と後期日程があり、それぞれ異なる科目配分が設定されています。
明治大学 総合数理学部 対策:数学
総合数理学部の数学は、理工学部の数学と比較しても試験時間が120分と長く、難易度も高い傾向にあります 。単なる計算力だけでなく、論理的な思考力と、それを答案として構成する記述力が強く求められます。
分野別の出題特性
数学の試験問題は、マークシート方式と記述式の併用で構成されています 。大問構成は近年5問が続いており、小問集合から特定の分野を深掘りする大問まで多岐にわたります 。
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微分・積分法(数Ⅲ): 例年、最も重い配点を占める最重要分野であり、毎年必ず出題されます 。小問集合での基本的な計算問題から、面積・体積の計算、極限、グラフの概形といった複雑な応用問題まで、高度な習熟度が期待されています 。教科書の発展レベルまで含めた、確かな運用能力が不可欠です。
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確率と数列: これまでにこれらの分野が出題されなかった年度はほぼなく、頻出単元と言えます 。特に「確率漸化式」のように、複数の分野が融合した問題も珍しくありません 。数学的帰納法を用いた証明とセットで出題されることもあり、思考の柔軟性が試されます。
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ベクトルと複素数平面: 図形的な理解を数式で処理する能力を問う問題が定期的に出題されます 。特にベクトルは空間図形との関連で問われることが多く、視覚的な情報を論理的に再構築する力が期待されています。
証明問題の重要性と論理構成
本学部の数学における大きな特徴の一つに、証明問題がほぼ毎年出題される点が挙げられます 。2020年度や2021年度のように、1回の試験で2問の証明問題が課されるケースもあります 。
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背理法と数学的帰納法: これらの証明手法は、過去の入試で繰り返し登場しています 。論理の飛躍がない丁寧な記述や、前提条件の正確な設定など、数学的な厳密さが採点対象となります。
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高度な不等式や定理の背景: 過去には、コーシー・シュワルツの不等式やチェビシェフの不等式に関連する出題も見られました 。公式を丸暗記するのではなく、その背後にある原理や成り立ちを深く理解しているかどうかが、高得点への鍵を握っています。
計算精度と時間管理
120分という試験時間は一見余裕があるように思えますが、計算量が多く、かつ思考を要する問題が多いため、実際には時間との戦いになることが多いようです 。 解答のみを記す形式の問題では、わずかな計算ミスが致命的な失点に直結します。一方で、途中経過を求める問題では、いかに論理的に、採点者に意図を伝えられるかが問われます。計算力を鍛えるとともに、複雑な問題に対しても最後まで解き切る粘り強さが求められています 。
数学の配点が超高いです。理科もないので数学が勝負を分けるのは言うまでもないですね。
明治大学 総合数理学部 対策:英語
総合数理学部の英語は、理工系学部の試験としては文章量が多く、かつ論理的な正確さを問う内容が中心となっています 。難問や奇問は少ないものの、標準的なレベルの知識をいかに正確に使いこなせるかがポイントとなります 。
長文読解の質と量
長文読解問題は、大問4問構成のうち2~3問を占めることが一般的です 。
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語彙数とテーマ: 1つの長文の語数が800語から1,000語に及ぶこともあり、全体のボリュームは相当なものです 。テーマは科学技術、社会問題、文化論など、理系・文系を問わず教養的な内容の論説文が主流であり、物語文の出題は稀です 。
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設問形式: 内容一致、空所補充、同意表現、語句整序などがバランスよく出題されます 。特に、本文中の単語を別の表現に言い換える問題(同意表現)は、単なる暗記ではなく、文脈から意味を類推する高い語彙力が試されます 。
会話文と図表問題の特異性
会話文問題では、日常的な口語表現そのものを問うよりも、会話の流れを論理的に把握し、適切な情報を補完する能力が重視されます 。
また、理系学部らしい特徴として、図表や数値データを伴う問題が頻出します 。英文で説明された内容を、表やグラフのデータと照らし合わせて分析したり、時には文中の数値を用いて簡単な計算を行って正解を導き出したりする必要があります 。これは、将来の研究活動において必要不可欠な、情報の読み書き能力(リテラシー)を英語の文脈でも評価しようとする姿勢の表れと言えます。
語彙・文法と記述問題
文法問題が独立して小問集合として出題されることは少なく、多くの場合、長文読解の設問の一部として組み込まれています 。
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和文英訳・英文和訳: 例年、1文程度の記述式問題として、和文英訳や英文和訳が課されることが多いです 。否定、疑問、比較、仮定法といった重要構文を、文脈に合わせて正確に運用できるかどうかが問われます 。
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パラグラフリーディングの有用性: 文章が長いため、一文一文を精読するだけでなく、各段落のトピックを素早く掴み、文章全体の構成を俯瞰する能力が、解答スピードの向上に寄与します 。前から読み下す音読のトレーニングなども、速読力向上のための有効なアプローチとして知られています 。
キャンパスライフ
最後に明治大学のキャンパスライフについてお話をして結びとしましょう。
明治大学中野キャンパスは、総合数理学部と国際日本学部の学生が集う拠点です。雰囲気は「ド理系」というよりも、明るく開放的で、文系的な感性も大切にする文化が根付いています 。同じ理系の生田キャンパスは山の上にありとんでもない心臓やブリの坂があるので羨ましくかんじているでしょう。中野で理系なのに立地もいいし。でも10年後には移転だってさ、もったいないね。
施設と設備:最先端を支える基盤
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モダンな学習空間: 白と黒を基調としたシャープなデザインの教室や、ガラス張りの開放的な空間が、学生のリラックスした学びを促進しています 。
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学科別の専門施設:
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現象数理統計学科: 化学・生物実験室(クリーンベンチ等)に加え、金融・経済のプロが使用するデータベース端末も配備されています 。
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先端メディアサイエンス学科: 防音室や多数の3Dプリンタが設置された研究室があり、学生のアイデアを即座にプロトタイプ化できる環境が整っています 。
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ネットワークデザイン学科: 電気・通信・制御といった工学技術の基礎を学ぶための実験設備が充実しています 。
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活発なコミュニティと対話型教育
総合数理学部の大きな特徴として、教員と学生の距離が非常に近いことが挙げられます 。少人数制の演習や実習、ゼミナールでは、学年に関係なく活発な議論が行われ、学生同士が互いの知見を尊重し合う雰囲気が醸成されています 。
また、テック系のサークルだけでなく、アートとテクノロジーを融合させたクリエイティブな活動を行う団体も多く、学生たちが自らの専門性を活かしながら、多様なプロジェクトを手掛けています 。
余談・理工学部と総合数理学部、両方うかったらどっちいく?
理系って文系と違って大きな学部単位での受験のみになるためあまり同じ大学の併願ってできないんですよね。でも明治大学理工学部と総合数理学部は別日程の試験なので併願が可能!意外と両方受ける人は多いんです。
両方受かった幸せ者の悩みですが、先に書いたように明治大学総合数理学部にやりたいことがあるならそちらに、理工学部にやりたいことがあるならそちらに。多感な大学生ですから、都心に近いキャンパスで学びたい!生田の坂なんて登りたくねぇ!(生田もエスカレーターができたとかなんとか)という人もたくさんいるでしょう。でも理系は入ってからやること、就職先にも学部学科というのは強く影響します。そこのところをよく理解しておきましょう。
卒業生の進路
明治大学総合数理学部の卒業生の進路は、製造業、情報サービス業、金融、エネルギー産業など、多岐にわたっています 。これは、本学部で養われる「数理的な思考力」と「情報をツールとして駆使する力」が、あらゆる業界で高度な付加価値を生み出す源泉となっているためです。
(akamon lab) 2026年2月14日 20:10


























