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akamon lab ブログ 2026年2月アーカイブ

国公立大2次試験の出願が締め切り――今年の受験動向と気になる倍率

国公立大2次試験の出願が締め切り――今年の受験動向と気になる倍率

2月4日、全国の国公立大学で2次試験の出願が締め切られました。共通テストの得点を踏まえて出願先を決める、受験生にとって重要な期間がようやく終わりを迎えたことになります。今回の出願動向を整理します。

共通テストの難化が影響――広がる「安全志向」の出願傾向

今年の出願傾向は「安全志向」です。1月17日・18日に実施された共通テストは、前年度と比べて平均点がダウンする教科・科目が目立ちました。得点が思うように伸びなかった受験生にとって、志望校選びは例年以上に慎重なものになったと考えられます。

その結果、共通テスト難化で受験生は「安全志向」をせざるを得ず、地方の国公立大学や旧帝大を除く国公立へ出願する傾向が見られました。東京大学や京都大学といった最難関校を含む旧帝大を中心とした難関大の前期日程志願者数は、前年度と比べて減少傾向です。特に東京科学大学、一橋大学、神戸大学では前年同日を大きく下回る志願者数となりました。

一方で、比較的入りやすいと思われた大学や新設学部、私立から公立化した大学などには逆に志願が集中する傾向が見られ、倍率が高まっているケースもあります。

前期日程・後期日程・中期日程、それぞれの状況

河合塾の調査によると、出願最終日時点での前期日程の志願倍率は2.6倍となり、前年とほぼ変わらない水準でした。志願者数は前年比で101.3%と微増しています。公立大学では前年比102.7%とやや高めの増加率となり、注目が集まっていることがうかがえます。

一方、後期日程の志願者数は前年比96.8%と減少しました。特に国立大学で志願者の減少が顕著です。後期日程は前期日程よりも募集人員が少なく、求められる共通テストの得点率も高めになるため、今年のように共通テストの平均点が下がった年には、出願を断念する受験生が増えたのではないかと分析されています。

その一方で、一部の公立大学が実施する中期日程は前年比103.2%と増加しました。前期・後期に加えて3回目の受験機会として利用できる中期日程は、受験生にとって貴重なチャンスとなっているようです。

学部系統別に見る人気・不人気の傾向

学部系統別の志願動向を見ると、文系では外国語や国際関係の分野が人気を集めています。特に「外国語」の分野では、すでに前年度の確定志願者数を上回るほどの人気ぶりです。経済系では「経営」よりも「経済」学部への志願が多く見られました。

理系では、理学部と工学部の志願者数が前年を上回っており、特に工学系は前年比105.2%と高い増加率を記録しています。「機械・航空」「通信・情報」「応用化学」などの分野が人気です。

一方で、医療系の多くの分野で志願者が前年同日を下回っています。特に「医」と「看護」の減少率が高く、共通テストの難化により難易度の高い医療系を諦める受験生も多かったのかもしれません。ただし、医学科では大学によって状況が異なり、前年度に志願者が減少していた大学では、今年は昨年を上回る志願者が集まっているケースもあります。

確定志願者数の発表はこれから

文部科学省による国公立大学の確定志願者数の発表は、2月18日の予定です。出願締め切り後も、速達の消印有効などで志願者数が若干変動する可能性があります。正式な倍率や2段階選抜の実施状況などは、その発表を待つ必要があります。

受験生の皆さんは今、2月25日からスタートする前期日程の試験に向けて最後の追い込みに入る時期です。出願先が確定したことで不安が募る場面もあるかもしれませんが、これまで積み重ねてきた学習を信じて、体調管理をしっかり行いながら本番を迎えていただければと思います。

保護者の皆様におかれましても、お子様の緊張やプレッシャーを理解し、温かく見守っていただけることを願っています。


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