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2月の大学受験「直前期」──共通テスト後から二次試験までの入試構造
2月の大学受験「直前期」──共通テスト後から二次試験までの入試構造
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1月の共通テストが終わると、受験生の皆さんはいよいよ本格的な「直前期」へと突入します。2月は私立大学の一般入試が連日続き、下旬には国公立大学の前期日程が控えています。この時期は、これまで積み重ねてきた学習の成果を発揮する舞台であると同時に、日程の重なりや出願戦略といった要素が複雑に絡み合う期間でもあります。本記事では、2月の入試がどのような構造になっているのか、各要素の意味づけを整理しながらお伝えしていきます。
いよいよ2月──大学受験の山場が始まる
大学入学共通テストは例年1月中旬に実施され、2025年度入試では1月18日・19日に行われました。この共通テストを皮切りに、受験カレンダーは一気に密度を増していきます。
2月上旬から中旬にかけては、私立大学の一般選抜が集中します。特に首都圏・関西圏の主要私大は、2月1日から入試日程が本格的にスタートし、同じ大学でも学部ごとに異なる日程で複数回の受験機会が設けられているケースが多く見られます。
一方、国公立大学の前期日程は2月25日前後に設定されるのが通例です。この前期日程は国公立志望者にとって最も重要な関門であり、私大入試と並行して準備することになるでしょう。
2月1日から大学受験が本格開始
2月初旬、とりわけ1日から3日にかけては、多くの私立大学が入試日程を設定しています。とくに今年は国から大学受験は2月からにするよう指導があったため2月に受験を実施する大学が多くなっています。
日程の重なりがもたらす構図
同一日程に複数の人気大学が入試を実施する場合、受験生は「どちらを選ぶか」という選択を迫られます。この結果、志願者の分散が起こり、大学ごとの実質倍率にも影響が生じます。
例えば、ある大学の入試日が他の有力大学と重なった場合、併願を避ける層が出てくるため、見かけ上の倍率が下がることがあります。逆に、日程が独立している入試には志願者が集まりやすい傾向も見られます。こうした日程の「競合」と「棲み分け」の構図は、毎年の出願動向に影響を与える要因の一つとなっています。
主要大学の位置づけと出願動向(私立大学・国公立二次)
私立大学の多様な入試形態
私立大学の一般選抜には、全学部統一入試、学部個別入試、共通テスト利用入試など、複数の方式が存在します。受験生は自分の得意科目や日程を考慮しながら、複数の方式を組み合わせて出願するのが一般的です。
早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学といった最難関私大は、記述式や論述式の出題が特徴的で、大学ごとの傾向に対応する必要があります。一方、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)といった上位〜中堅私大は、共通テスト利用入試の枠も充実しており、併願先として多くの受験生に選ばれています。
背景には早慶レベルの共通テスト利用入試ともなると9割近い得点率が必要になり、そういう得点を取る人は誰も進学しないという現実があります。センター試験時代に同様の入試方式があったこともありますが、そうした問題がありました。
国公立大学の二次試験
国公立大学では、共通テストの得点と二次試験(個別学力検査)の得点を合算して合否が決まります。大学・学部によって配点比率は大きく異なり、共通テスト重視型もあれば、二次試験の比重が高い大学もあります。
東京大学や京都大学などの難関国公立大学は、二次試験の配点が高く、記述力や思考力を問う問題が出題されます。このため、共通テスト後も二次対策に十分な時間を割く必要がある構造となっています。
科目別の直前の特徴(英語・数学・理科・国語)
英語
英語は、ほぼすべての入試で課される科目であり、配点も高く設定されていることが多いです。共通テストではリーディングとリスニングが課されたのに対し、私大・国公立二次では長文読解や英作文が中心となります。直前期においては、これまでの学習の定着度を確認する意味合いが強い科目と言えます。
数学の特性
数学は、理系・文系を問わず多くの入試で重要な位置を占めます。共通テストでは基礎〜標準レベルの問題が幅広く出題され、二次試験では証明問題や応用問題が登場します。この科目は一夜漬けが効きにくいという特性があり、直前期には既習範囲の確認が中心となる傾向があります。共通テストのマーク試験に慣れてしまった受験生は早急に記述対策をしましょう。
理科(物理・化学・生物)
理系受験生にとって、物理・化学・生物は合否を分ける重要科目です。共通テストでは知識と計算力がバランスよく問われ、二次試験ではより深い理解と応用力が求められます。科目ごとに出題傾向が異なるため、志望校の過去問を通じて傾向を把握しておくことの意義は大きいと言えます。また理科科目は大学によって差が大きく全問マーク試験の大学や記述式、解答欄のみなど様々な形式があるため、各大学に合わせた対策が必要になります。
国語
国語は、私立文系や国公立文系において配点が高い科目です。現代文・古文・漢文の3領域があり、特に二次試験では記述式の解答が求められることもあります。読解力と表現力の両面が試される科目として、その位置づけは独特です。
短期決戦期における学習の位置づけ(過去問・既習の確認の意義)
直前期は、新しい知識を大量に詰め込む時期というよりも、これまでの学習内容を整理し、確認する期間としての性格が強いとされています。
過去問の教育的価値
志望校の過去問に取り組むことには、出題傾向の把握だけでなく、時間配分の感覚を養うという意味もあります。本番と同じ条件で解くことで、自分の現在地を客観的に確認できるという点で、過去問は重要な教材として位置づけられています。
未着手の難問について
直前期に、これまで手をつけてこなかった高難度の問題集に着手することについては、効果と負担のバランスを考える必要があります。新しい内容に時間を費やすことで、既習内容の確認がおろそかになる可能性も指摘されており、この時期の学習の優先順位は慎重に考えられるべきテーマです。
社会的事情と入試環境(選挙・行事・交通等の影響)
入試は大学と受験生だけの問題ではなく、社会全体の動きと無関係ではいられません。
交通機関と天候
2月は降雪や路面凍結のリスクがある時期です。特に地方から都市部へ移動して受験する場合、交通機関の遅延や運休が懸念されることもあります。大学側も、天候による遅延を想定した対応策を設けているケースが多く、受験票や大学ウェブサイトで事前に確認しておくことが推奨です。
地域行事や社会的イベント
入試日程と地域のイベントが重なる場合、周辺の宿泊施設が混雑したり、公共交通機関が普段より混み合ったりすることがあります。こうした外部要因も、入試環境の一部です。とくに国公立で地方に行く場合、その地域の宿を早めに抑えておくことが重要です。直前になって宿が無くても保証はありません。
まとめ
2月は、共通テスト後の私大一般入試から国公立前期日程まで、大学受験の主要な試験が集中する時期です。日程の重なりが志願動向に影響を与え、科目ごとに求められる力も異なります。また、天候や交通といった社会的要因も入試環境に関わってきます。こうした構造を理解しておくことは、この時期を見通しを持って過ごすための一助となるでしょう。
(akamon lab) 2026年1月31日 20:09


























