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共通テスト当日の【勉強以外】の注意点|混雑対策と忘れ物対処法
共通テスト当日の注意点|帰りの混雑・トイレ・忘れ物対策を予備校講師が解説
少数精鋭個別指導学習塾 東京都世田谷区 大学受験 オンライン授業対応 akamon lab ブログ共通テスト当日、勉強以外でどんなことに気をつけるべき?
「共通テスト当日は何を勉強すればいい?」――そんな質問をよく受けますが、実は当日は勉強以外の準備や行動の方が合否を左右することがあります。
試験会場の混雑、トイレ待ち、忘れ物への対処、試験後のSNS誘惑……。これらは学力とは無関係ですが、冷静さを失わせたり、無駄な体力を消耗させたりする要因になります。
この記事では、現役予備校講師の視点から、共通テスト当日の「勉強以外」の注意点を実務的にまとめました。受験生本人はもちろん、保護者の方にも役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください。
帰りの駅は大混雑――試験終了後はすぐに帰る
なぜ「すぐ帰る」が重要なのか
共通テスト終了直後、会場周辺の駅は大混雑します。とくに大規模会場では、数千人の受験生が一斉に移動するため、以下のような状況が発生します。
- 駅までの徒歩が想定以上に長い:会場から駅まで徒歩10分のはずが、人波で30分以上かかることも。
- 電車が満員で乗れない:ホームに入っても数本見送ることになり、帰宅が大幅に遅れる。
- 疲労と寒さで体調を崩す:立ちっぱなしの移動や待ち時間で、翌日に影響が出ることもあります。
事前に決めておくべきこと
以下の内容を、試験前日までに確認しておきましょう。
- 帰宅ルート:「〇〇駅から△△線で帰る。混雑時は××駅経由も検討」
- 集合場所:「保護者が迎えに来る場合は、会場正門から徒歩5分の〇〇コンビニ前で待ち合わせ」
- 連絡方法:「電話がつながらない場合はLINEで現在地を共有する」
試験が終わったらすぐに会場を出ることを、受験生本人に徹底してもらいましょう。友人との談笑や振り返りは、帰宅後や翌日以降に。
トイレの混雑対策――とくに女子トイレは早めに
会場トイレの現実
共通テスト会場では、女子トイレに長い列ができることが多く、試験開始前や昼休みには10〜20分待ちになることもあります。男子トイレも混雑しますが、回転が早い傾向にあります。
早めに済ませる具体策
- 試験開始30分前には済ませる:ギリギリに行くと間に合わないリスクがあります。
- 会場外のトイレを事前確認:会場に早めに到着したら、近隣のコンビニや公共施設のトイレの場所をチェックしておく。
- 昼休みの時間配分を工夫:食事を先に済ませず、トイレを優先するのも一つの方法です。
万が一、トイレ待ちで試験開始に遅れそうになった場合は、すぐに試験監督や運営スタッフに声をかけるようにしてください。状況によっては配慮してもらえることもあります。
忘れ物があっても慌てない――自宅に戻るのは避ける
忘れ物に気づいたときの鉄則
試験当日、会場で「受験票を忘れた!」「シャーペンの替え芯がない!」と気づくことがあります。そんなとき、慌てて自宅に戻るのは避けましょう。
理由は以下の通りです。
- 遅刻のリスク:往復の時間で試験開始に間に合わなくなる可能性が高い。
- 体力の消耗:焦って走ったり、移動で疲れたりすると集中力が低下します。
会場で対処できるもの
多くの会場では、以下の対応が可能です。
- 受験票:試験監督に申し出れば、仮受験票を発行してもらえる場合があります。
- 筆記具:会場の事務局や近隣のコンビニで調達できます。予備の鉛筆やシャーペンを貸してもらえることも。
試験後の談笑やSNSは無視する――現実に集中しよう
試験直後の「情報交換」の害
試験が終わると、会場周辺で友人同士が集まって「あの問題どうだった?」と話し始める光景をよく見かけます。また、SNSには「数学難しすぎた」「国語の評論意味不明」といった投稿があふれます。
しかし、これらに接触することは百害あって一利なしです。
- 他人の意見に惑わされる:「みんなできたって言ってる……」と不安になり、翌日の科目に集中できなくなる。
- 比較で自信を失う:実際には自分の方がよくできていても、他人の自信満々な発言で動揺してしまう。
- 現実は自分の結果が出るまで分からない:談笑やSNSの情報は、あなたの得点に何の影響も与えません。
代替行動のすすめ
試験後にやるべきことは、以下のような行動です。
- すぐに帰宅する(前述の混雑対策も兼ねて)
- 短い散歩をする:駅まで歩く途中、深呼吸しながら気持ちを切り替える。
- 親子で軽い食事:落ち着いた環境で、翌日のことだけ考える。
SNSは試験が完全に終わるまで見ない――これを徹底するだけで、余計なストレスを避けられます。
その他の当日注意点
以下の項目も、試験前日までに確認しておきましょう。
服装
- 調節しやすい重ね着:会場の暖房が強すぎたり、逆に寒かったりすることがあります。カーディガンやパーカーなど脱ぎ着しやすいものを。
持ち物
- 受験票:前日に写真を撮っておくと安心。
- 筆記具:鉛筆・シャーペン・消しゴムを各3本以上。
- 予備マスク:1日で汚れることもあるので、替えを持参。
- 飲料:会場内で水分補給できるよう、ペットボトルを。
- 携帯の充電:モバイルバッテリーがあると安心。
- 小銭:自動販売機やロッカー用に500円玉や100円玉を用意。
トラブル時の連絡先
- 家族の携帯番号:スマホに登録するだけでなく、紙にメモして財布に入れておく。
- 会場の問い合わせ先:大学や試験場の電話番号を控えておく[要確認]。
会場の退出ルール
- 試験終了後、すぐに退出できる会場と、一定時間待機が必要な会場があります。事前に要項を確認しておきましょう。
保護者向け――子どもを励ますテンプレート
励ます言葉(OK例)
- 「今までやってきたことを出せば大丈夫。応援してるよ」
- 「緊張するのは当たり前。深呼吸して、いつも通りにね」
- 「何があっても味方だから、安心して受けてきて」
避けるべき言葉(NG例)
- 「絶対に合格しなさいよ」 → プレッシャーを与えるだけです。
- 「失敗したらどうするの?」 → 不安を煽り、集中力を削ぎます。
保護者の方は、「見守る」姿勢を大切にしてください。余計な助言よりも、安心感を与える存在であることが何よりの支えになります。
まとめ――当日の非学習面でやるべきこと
共通テスト当日に気をつけるべき「勉強以外」のポイントをまとめます。
- 帰りの混雑を避けるため、試験終了後はすぐに帰宅する
- トイレは早めに済ませる(とくに女子トイレは混雑)
- 忘れ物があっても慌てず、会場スタッフに相談する
- 試験後の談笑やSNSは避け、現実(自分の結果)に集中する
- 服装・持ち物・連絡先を前日までにチェックする
これらの準備をしておけば、当日は落ち着いて試験に臨めます。あなたのこれまでの努力が、しっかり結果に結びつくことを心から応援しています。
(akamon lab) 2025年12月25日 20:29


























