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【大学受験】合格を遠ざける!?直前期に「絶対にやってはいけないこと」TOP5

 

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【大学受験】合格を遠ざける!?直前期に「絶対にやってはいけないこと」TOP5

 

共通テストや私立・国公立の入試本番が近づく1〜2ヶ月前。「もう時間がない」という焦りから、普段はやらないような行動をとってしまい、調子を崩す受験生は後を絶ちません。

結論から申し上げます。直前期に最も重要なのは「新しいことをしないこと」そして「生活リズムを本番に合わせること」の2点です。

これまでの努力を100%発揮するためには、学力を「伸ばす」ことよりも、心身のコンディションを「整える」意識へのシフトチェンジが必要です。この記事では、多くの受験生が陥りがちな「やってはいけないNG行動」をランキング形式で紹介し、具体的な解決策を提示します。保護者の方へのアドバイスも併記しましたので、ぜひ親子で共有してください。


 

第5位:不安解消のために「新しい参考書」に手を出す

 

直前期になると、書店で「〇〇日で完成!」「奇跡の逆転」といったタイトルの参考書が魅力的に見え、衝動買いしてしまうことがあります。しかし、これは最も避けるべき行動の一つです。

 

なぜNGなのか

 

  1. 消化不良になる: 残り時間で新しい知識を定着させるのは困難で、中途半端な理解で終わります。

  2. 自信を喪失する: 「知らないこと」に直面し、「自分はまだこんなこともできていない」と不安が増幅します。

  3. 復習がおろそかになる: 本来やるべき「使い慣れた問題集の総復習」の時間が削られます。

 

よくある失敗例

 

不安から新しい単語帳を購入したが、結局覚えきれずに試験当日を迎え、「あの単語が出たらどうしよう」という焦りで頭が真っ白になってしまった。

 

代わりにやるべき具体的行動

 

  • 今まで使い込んだ参考書や問題集を「ボロボロになるまで」繰り返す。

  • 模試や過去問で間違えた箇所だけをまとめた「復習ノート」を見直す。

  • どうしても新しい情報が必要な場合は、学校や塾の先生に相談し、プリント1枚程度に留める。

【保護者の方へ】

お子様が新しい本を欲しがっ


 

第4位:SNSで「他人の進捗」や「志望校の噂」を検索する

 

スマホでの情報収集は便利ですが、直前期のSNSは「百害あって一利なし」と言っても過言ではありません。

 

なぜNGなのか

 

  1. 比較による劣等感: 「A判定出た」「過去問9割とれた」という(真偽不明の)投稿を見て、メンタルが削られます。

  2. フェイクニュースへの動揺: 「今年は難化するらしい」といった根拠のない噂に振り回されます。

  3. 時間の浪費: 気づけば数時間が経過し、睡眠時間や勉強時間が奪われます。

 

よくある失敗例

 

勉強の休憩中にX(旧Twitter)を見てしまい、同じ志望校の受験生の優秀そうな投稿を見て意気消沈。その夜は眠れなくなってしまった。

 

代わりにやるべき具体的行動

 

  • スマホの利用時間を制限するアプリ(スクリーンタイムなど)を設定する。

  • SNSアプリを一時的に削除、またはログアウトする。

  • 情報は「大学の公式サイト」や「信頼できる塾の先生」からのみ得る。
     


第3位:復習なしで「過去問」をやりすぎる

過去問 やりすぎ」は、直前期の検索ワードでも上位に入りますが、ただ解くだけの「やりすぎ」は危険です。過去問は「解く」ことよりも「分析する」ことに価値があります。

 

なぜNGなのか

 

  1. 点数に一喜一憂する: 合格最低点に届かないと落ち込み、モチベーションが低下します。

  2. やりっ放しになる: 解くだけで満足し、「なぜ間違えたのか」の分析が不足すると、同じミスを本番で繰り返します。

  3. 傾向の変化に対応できない: 過去問はあくまで過去のデータ。形式慣れは必要ですが、過信は禁物です。

 

よくある失敗例

 

10年分の過去問を解くことを目標にし、1日3年分を猛スピードで消化。解説を読む時間がなく、結局弱点が克服されないまま本番を迎えた。

 

代わりにやるべき具体的行動

 

  • 量より質: 解いた時間の倍の時間をかけて「解説」を読み込む。

  • シミュレーション: 解くときは、本番と同じ時間割・同じ筆記用具で行う。

  • 得点調整: 「今の実力で取れるはずの問題」を落としていないか確認する(難問は捨てても合格できることが多い)。

【保護者の方へ】

過去問の点数を聞いて「大丈夫なの?」と聞くのはNGです。「本番じゃなくて良かったね、弱点が見つかってラッキーだね」とポジティブに変換してください。


 

第2位:験担ぎで「普段食べ慣れないもの」を食べる

 

入試前日の「カツ丼(勝つ丼)」や、精をつけるための「高級ステーキ」など、特別な食事は避けるべきです。

 

なぜNGなのか

 

  1. 消化不良のリスク: 脂っこい食事や生ものは、緊張で弱った胃腸に負担をかけ、腹痛や下痢の原因になります。

  2. 血糖値の急乱高下: ドカ食いは眠気を誘い、翌日の集中力を阻害します。

  3. アレルギー等の不測の事態: 普段食べない食材で体調を崩すリスクはゼロではありません。

 

よくある失敗例

 

親心が裏目に出て、前夜に豪華な天ぷらを食べた結果、当日の朝に胃もたれを起こして試験に集中できなかった。

 

代わりにやるべき具体的行動

 

  • 日常と同じメニュー: 消化に良く、食べ慣れた温かい食事(うどん、鍋、具沢山の味噌汁など)を摂る。

  • 衛生管理の徹底: 生もの(刺身、生卵など)は直前1週間は控える。

  • 朝食の固定化: 本番1週間前から、当日の朝食べる予定のものと同じメニューを食べておく。

【保護者の方へ】

特別なご馳走は、試験が終わってからのお楽しみに取っておきましょう。「いつも通り」の食卓が、子供にとって一番の安心材料になります。


 

第1位:夜型生活のまま「睡眠」をおろそかにする

 

「直前期 睡眠」の確保こそが、合否を分ける最大の要因です。「寝る間を惜しんで勉強」は、直前期においては逆効果でしかありません。

 

なぜNGなのか

 

  1. 脳のパフォーマンス低下: 脳が完全に覚醒するには、起床から3〜4時間かかります。夜型では試験開始時に脳が働いていません。

  2. 免疫力の低下: 睡眠不足は風邪やインフルエンザにかかるリスクを劇的に高めます。

  3. メンタルの不安定化: 睡眠不足は不安感やイライラを増幅させます。

 

よくある失敗例

 

最後まで粘ろうと深夜2時まで勉強し、朝8時に起きる生活を継続。試験当日の午前中、頭がボーッとしてケアレスミスを連発した。

 

代わりにやるべき具体的行動

 

  • 朝型へのシフト: 本番の試験開始時間の3〜4時間前には必ず起きるリズムを、遅くとも2週間前から作る。

  • 6〜7.5時間の睡眠確保: 記憶は寝ている間に定着します。勇気を持って布団に入りましょう。

  • 昼寝は20分以内: 長い昼寝は夜の睡眠を妨げます。

【保護者の方へ】

「早く寝なさい」と怒るのではなく、家全体の照明を早めに落とし、静かな環境を作るなど、自然と眠くなる雰囲気作りを協力してあげてください。


 

合格を引き寄せる!直前最終チェックリスト

 

本番までの毎日、以下の項目をチェックして心を整えましょう。

  • [ ] 起床時間:試験当日の起床時間に起きられたか?

  • [ ] 朝食:試験当日と同じようなメニューを食べたか?

  • [ ] 服装:試験会場で調整しやすい服装(重ね着)を用意したか?

  • [ ] 持ち物:受験票、筆記用具、時計、現金の予備を確認したか?

  • [ ] 学習内容:新しいことではなく「復習」に時間を使えたか?

  • [ ] スマホ:寝る1時間前にはスマホを手放したか?

  • [ ] 会場確認:試験会場までのルートや交通手段を再確認したか?

  • [ ] ポジティブ:「自分はできる」と鏡の前で声に出したか?


 

よくある質問(FAQ)

 

Q1. 緊張で夜眠れない時はどうすればいいですか?

A. 無理に寝ようとすると余計に目が冴えてしまいます。「横になって目をつむるだけ」でも体は8割程度休まると言われています。温かい飲み物を飲み、リラックスできる音楽を聴いて、部屋を暗くして横になっていれば大丈夫です。

Q2. どうしても不安で涙が出てきます。

A. 不安になるのは、それだけ真剣に取り組んできた証拠です。不安な気持ちを紙に書き出したり、親御さんや先生に「ただ聞いてほしい」と伝えて吐き出したりしましょう。深呼吸を数回するだけでも自律神経は整います。

Q3. 親として、当日の朝はどんな言葉をかければいいですか?

A. 「頑張ってね」「合格してね」といったプレッシャーになる言葉よりも、「いってらっしゃい」「いつも通りで大丈夫だよ」「気をつけてね」といった、日常の延長線上にある言葉が最も受験生の心を落ち着かせます。


 

最後に:準備は心の安定から

 

受験は「準備」が9割ですが、直前期の準備とは知識を詰め込むことではなく、「本番で普段どおりの力を出す準備」のことです。

ここまで頑張ってきた努力は、決して裏切りません。どうか、自分を信じ、体を大切にして、本番の日を迎えてください。

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