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大学推薦入試で合格を掴む!3つの選抜方式とそれぞれの必勝戦略

 

大学推薦入試で合格を掴む!3つの選抜方式とそれぞれの必勝戦略

 

大学受験における推薦入試は、従来の学力試験(一般選抜)とは異なり、高校での努力や個性、大学への意欲を多面的に評価する方式です。

現在、推薦入試は主に以下の3種類に分類され、それぞれに異なる「合格の鍵」があります。

  1. 学校推薦型選抜(指定校制): 最高の成績が絶対条件

  2. 学校推薦型選抜(公募制): 基準以上の成績と大学別対策が鍵

  3. 総合型選抜(旧AO入試): 強い探究心と熱意をアピール

それぞれの入試方式の概要と、合格を勝ち取るための具体的な戦略を見ていきましょう。


 

1. 学校推薦型選抜(指定校制)

 

概要 合格の鍵 時期(目安)
大学が指定した高校の生徒のみが出願可能。合格率が最も高い 高校3年間、最高の評定平均値(内申点)を維持すること。 校内選考:9月下旬、大学選考:11月〜12月

 

合格するための戦略

 

指定校推薦の最大の関門は、大学の試験ではなく、**高校内での選考(校内選考)**です。高校の代表として推薦されるための努力がすべてを決めます。

 

✅ 【大前提】評定平均は「基準」ではなく「勝つための武器」

 

  • 全科目で5を狙う: 評定平均は、主要5科目だけでなく、保健体育や芸術などの副教科も含めた全科目の平均です。苦手科目を作らず、提出物や授業態度にも徹底的に気を配りましょう。

  • 基準を大きく上回る: 大学の最低基準(例:4.0)を満たすだけでは、希望者が複数いた場合に負けてしまいます。ライバルに勝つため、常に最高水準(4.8〜5.0)を目指しましょう。

 

✅ 【人物評価】信頼される生徒であること

 

  • 欠席・遅刻を徹底的に避ける: 出席日数は高校からの信頼の証です。基準内でも、欠席が多いと不利になります。

  • 学校活動への貢献: 部活動、生徒会活動、委員会活動などで積極的に役割を果たし、リーダーシップや協調性をアピールできる実績を残しましょう。


 

2. 学校推薦型選抜(公募制)

 

概要 合格の鍵 時期(目安)
大学の出願基準を満たせば、全国どの高校の生徒でも出願可能。 評定平均の基準クリアに加え、小論文・面接の徹底対策 出願:11月上旬、選考・合格発表:11月下旬〜12月

 

合格するための必勝戦略

 

公募制は、指定校推薦と異なり競争倍率が高くなる傾向があります。単に成績が良いだけでなく、試験で「学ぶ意欲」を証明することが必要です。

 

✅ 【基礎固め】成績と資格のクリア

 

  • 評定平均のクリア: 大学が定める評定平均の基準(例:3.5以上など)を確実に満たしましょう。

  • 外部英語検定: 英検、TOEIC、GTECなどの外部試験の成績は、英語力のアピールとして非常に有効です。(国公立大学では共通テストを課す場合もあります。)

 

✅ 【応用力】小論文・面接の徹底対策

 

  • 小論文: 志望学部の専門分野に関するテーマが出題されます。論理的な構成(序論・本論・結論)を学び、添削指導を繰り返し受けて、採点者に伝わる文章力を磨きましょう。

  • 面接: 志望動機、大学での学習計画、将来のビジョンなど、「なぜこの大学・学部でなければならないか」を明確に、かつ熱意をもって語れるよう、模擬面接を重ねましょう。


 

3. 総合型選抜(旧AO入試)

 

概要 合格の鍵 時期(目安)
高校長の推薦が不要で、受験生の個性・能力・意欲を多面的に評価する。 大学のアドミッション・ポリシーとの高いマッチング探究の深さ 出願:9月上旬、選考・合格発表:9月〜11月上旬(年内確定)

 

合格するための必勝戦略

 

総合型選抜は、単に高い成績や実績を並べるだけでなく、「あなたが大学で何をしたいか」というビジョンと熱意が最も重視されます。

 

✅ 【最重要】アドミッション・ポリシー(AP)との適合

 

  • 大学の理念の徹底理解: 志望大学・学部が**「どんな学生を求めているか」**を示すAPを熟読し、自分の高校での活動や考え方が、その大学の求める人物像と一致していることを証明する必要があります。

  • 「なぜここで」の論理: 「他の大学ではダメな理由」を、その大学のカリキュラムや研究内容と結び付けて具体的に説明できるようにしましょう。

 

✅ 【アピール力】探究活動の深掘り

 

  • 活動実績のストーリー化」:部活やボランティア、資格取得などの活動で**「何を学び、どんな問題意識を持ったか」**を深掘りし、それが大学での学びとどうつながるかを明確に示します。

  • 出願書類の質: 志望理由書、自己推薦書、活動報告書などは、あなたのビジョンを示す最も重要な文書です。何度も推敲し、一貫性のある説得力ある内容に仕上げましょう。

 

✅ 【選考対策】多面的な試験への準備

 

  • プレゼンテーション: 自分の探究テーマや志望理由を効果的に伝えるための資料作成能力と発表スキルを磨きます。

  • 対話型面接: 複数回の面接を通じて、受験生の思考力や主体性を評価されます。提出書類の内容について深く掘り下げた質問に備えましょう。


 

まとめ:自分に合った戦略で合格を掴む

 

推薦入試の種類 合格の鍵となる努力の方向性
指定校推薦 **高校での成績(評定平均)**を最優先で、高い水準に維持すること。
公募制推薦 評定平均をクリアしつつ、小論文・面接で入学への意欲と基礎学力を証明すること。
総合型選抜 自己分析と大学研究を深め、「入学後に何をしたいか」という明確なビジョンを示すこと。


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