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akamon lab ブログ 2025年9月アーカイブ

日東駒専の文系学部合格に向けて必要な対策:英語・国語・社会(地歴・公民)について、

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日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学など)文系学部の英語・国語・社会(地歴・公民)について、合格に向けて必要な対策


はじめに:日東駒専文系合格の要諦とは?

近年、日東駒専の文系学部の難易度は確実に上昇しています。偏差値45〜55の学部が多いとはいえ、入試問題は模試より難しく感じる受験生も多く、基礎知識の定着と志望校に沿った戦略的対策が不可欠です。

特に重要な3科目(英語・国語・社会)にしっかり取り組むことで、合格に一歩近づくことができます。以下では科目ごとの具体的な対策法をご紹介します。


英語:基礎固め+長文読解対策で確実に得点源へ

出題傾向とポイント

日東駒専の英語は長文読解中心のマーク式問題が解答形式です。難関校よりやや易しい傾向がありますが、読むスピードと正確性、語彙・文法の基礎が重要です。

実践的な学習ステップ

  1. 語彙・熟語・文法の徹底学習
     英単語帳(例:システム英単語、ターゲット1900など)を使って基礎語彙を定着させます。文法や熟語も日々のルーティンに組み込みましょう。

  2. 英文構成の把握+速読力の強化
     本番では効率的に読解する必要があります。設問形式を把握した上で「設問→該当箇所を読む」スタイルを訓練していきましょう。

  3. 標準長文問題で実戦力を磨く
     『The Rules 1 / 2』や『英語長文ポラリス』(標準レベル)は効果的な教材です。まずは基礎確実に解き、徐々に本番形式へシフト。

  4. 過去問演習で傾向に慣れる
     志望校ごとの問題形式に慣れることが、合格に直結する一方で大きな差となる要素です


国語:現代文・古文で安定得点を狙う

出題傾向とポイント

国語(現代文・古文)は、記述を問われることは少なく、マーク式選択問題が中心です。現代文の文量は3000字前後とやや多く、量に慣れておくことが重要です。

学習ステップ

  1. 文量慣れ+キーワード学習
     現代文は量慣れが重要。書いて覚えるスタイルのキーワード集などで“要点をつかむ力”を鍛えましょう。

  2. 古文文法・単語の基礎を固める
     例えば『日東駒専&産近甲龍の古文』や『マーク式基礎問題集 古文』などは易しめですが、古文が苦手な人には効果的です。

  3. 読解演習+過去問分析
     読解の基礎を固めたら、実際に問題演習することでパターン理解ができます。


社会(地歴・公民):知識+資料読解で差がつく

出題傾向と狙い目

多くの日東駒専文系学部では、社会はマーク式で出題され、政治・経済が少ない暗記量でも対応可能な科目です。ただし、記述など少し深い理解が求められることもあるため、暗記力だけでなく思考力も必要です。

効率的な学習ステップ

  1. 基礎知識の暗記を定着させる
     教科書レベルを正確に覚え、ノートや一問一答帳で反復学習する。

  2. 演習で読解力と対応力を強化
     資料問題やリード文を読む練習を通して、「空所補充」「年代把握」などに対応できる力を培います。

  3. 過去問で出題傾向を把握
     大学によって強い時代やテーマが異なる場合があるため、志望校の過去問を使って傾向を分析(例:専修大学では近現代史や文化史の出題が多い)も重要です。


戦略的な学習配分と時間管理のポイント

日東駒専文系では、主要3科目に対してバランスよく学習時間を振り分けることが重要です。

  • 英語:毎日60〜90分(語彙・文法+長文演習)

  • 国語:毎日45〜60分(現代文+古文の語彙・文法)

  • 社会:毎日45〜60分(基礎暗記+演習)
    やはり英語にウエイトを置きましょう。そのうえで国社もしっかり演習する必要があります。文系科目は暗記系なので触れない期間が長いと忘れてしまいます。一度忘れると定着に時間がかかるので日々対策を欠かさないようにしましょう。


過去問演習の重要性と活用法

  • 志望校別対策:出題形式やテーマ・分野の頻出傾向を分析し、自分の得点源を見つける重要なステップになるでしょう。

  • 直前期に対策:過去問演習をこなすことで「どの科目が得点の伸びしろがあるか?」の判断材料になります。
    現役生は夏以降に過去問演習をこなすと効果的です。

 


東京理科大学の2026年度入試改革:英検活用と国公立併願配慮へ大幅変更

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東京理科大学の2026年度入試改革:英検活用と国公立併願配慮の大幅変更
2026年度入試改革のポイント:A方式(英語外部試験利用型)と併願スケジュール

東京理科大学では2026年度入試から、**「A方式(2教科+英語資格検定利用型)」**を新設するとともに、共通テスト利用型(A方式)を3パターンに分割します。この新方式では、大学入学共通テストは数学・理科など希望学部指定の2科目分の成績のみで合否判定を行い、英語は事前に取得した外部検定試験のスコアで代替します。英語検定スコアは出願資格であり、合否判定には含まれません(加点もありません)。

  • 出願資格(英語検定スコア):認定試験は英検(4技能、CSEスコア1400以上)やTEAP・TEAP CBT(101以上、130以上)、GTEC(CBTまたは検定版で260以上)、TOEIC(L&R+S&W合計320以上)など多様に設定され、各試験で所定スコアを満たせば出願可能です。

  • 選考方法:共通テストの得点(2科目分)のみで合否を判定します。英語検定は出願要件であり、試験結果に応じた加点は一切行いません。

たとえば、英検CSEスコア1400点以上、TOEFL iBT42点以上、IELTS 4.0以上などを満たせば出願資格となります。検定スコアを事前に取得しておけば共通テストの英語対策を省略でき、数学・理科などに注力できるメリットがあります。ただし英語が苦手な受験生には、あらかじめ外部検定に合格しておく必要があり、従来の共通テスト英語受験と比べて準備内容が変わる点に留意が必要です。なお、A方式の併願可能学科数は従来通り昼間部2学科までで、他のA方式やB方式・S方式との併願も認められます。

項目 ~2025年度まで 2026年度から
A方式の形態 大学入学共通テスト利用型(指定2~4教科) 4教科型・3教科型・2教科+英語資格型の3方式
英語の扱い 共通テスト英語必須 外部検定スコアで代替(英語共通テストは免除)
出願時期 共通テスト実施前に出願 共通テスト後(2/9締切)の出願も可能
入学手続締切 国公立大前期実施前(2月下旬頃) 国公立大前期合格発表後の3/11(延納申請で延長可能)

国公立大併願者への日程配慮

新制度では、国公立大学を志望する受験生の負担軽減も重視されています。「A方式(2教科+英語検定利用型)」や理学部二部のA方式は、出願締切を大学入学共通テスト後(2月9日)に設定しました。共通テストの自己採点結果を踏まえて出願を検討できるため、国公立第一志望の受験生でも経済的・心理的な負担を減らせます。さらに、全方式(夜間学部除く)の合格発表後の手続き締切は国公立前期日程合格発表翌日の3月11日に設定されており、国公立後期受験者は所定の手続きで締切延長を申請できます。

スケジュール例

  • 1月中旬:大学入学共通テスト(共通テスト)受験

  • 2月9日:A方式(2科目+英検型)出願締切

  • 3月上旬:国公立大学前期合格発表

  • 3月11日:TUS二次入学手続締切(国公立前期結果後)

  • 国公立後期受験者は延長申請で締切を延長可能

このように、出願時期や手続期限が国公立大の日程に合わせて柔軟化される点が大きな特徴です。受験生は共通テスト後に出願を判断でき、国公立前期の結果を確認してから東京理科大への入学手続きを行うことができます。

受験生への影響

新制度により、英語の準備方法や試験計画が変わります。英語の外部試験を既に取得している受験生は、英語学習の負担を他の科目に振り向けるチャンスが生まれます。一方で、英語検定を持たない理系志望者は従来型の共通テスト型(4教科型/3教科型)やB方式と併願するなど戦略が必要になります。共通テスト利用型の科目構成は国公立大学と大きく重なるため、理系科目に集中する受験生には有利に働く一方で、英語力が高い人材を確保するための制度変更でもあります。

いずれにせよ、新入試方式の詳細やスケジュールは2026年度募集要項で必ず確認してください。東京理科大学の公式ガイドラインでは、各方式の出題科目・配点、必要スコア、手続期限などが詳しく示されています。受験生・保護者は情報を正確に把握し、学習計画を立てるようにしましょう。


学習院女子大学を統合、学習院大学が「6学部制」へ進化

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学習院女子大学の統合によって、2026年4月から学習院大学が「6学部体制」となる計画の概要


学習院大学が「6学部制」へ

2026年4月スタート!学習院女子大学を統合、学習院大学が「6学部制」へ進化


1. 統合と新設の背景

学習院大学は、2026年4月に学習院女子大学を統合し、**「国際文化交流学部」**及び対応する大学院(国際文化交流研究科)を新たに設置することが、文部科学大臣の認可を得て決定されました。この統合により、女子大部分も男女共学となります。


2. 新体制:6学部制&研究科も拡充

2026年4月からの学部構成は以下の通りです

学部名
法学部
経済学部
文学部
理学部
国際社会科学部
国際文化交流学部(新設/女子大統合による)
  • 学部定員(国際文化交流学部)

    • 日本文化学科:140名

    • 国際コミュニケーション学科:170名

    • 英語コミュニケーション学科:45名

  • 大学院・研究科体制も拡張

    • 新たに「国際文化交流研究科」と「国際社会科学研究科」が設置される予定


3. キャンパス配置と学生規模

  • 戸山キャンパス(旧・女子大キャンパス)にて、「国際文化交流学部」および研究科が運営されます。

  • 統合後の学生数の目安は以下の通りです:

    • 学部学生:約11,000名

    • 大学院・法科大学院学生:約500名


4. 意義と将来展望

  • 男女共学化の推進により、より多様な学生交流が可能に

  • 学習院女子大学が培ってきた「国際文化交流学部」の教育力を活かし、学際的教育による 教育・研究のシナジーを狙う統合とされています。

  • 国際性と伝統文化の橋渡しを担う、グローバル人材育成の実践拠点となる学部としての期待が高まっています。


5. まとめ

  • 2026年4月に、学習院女子大学が完全統合され、学習院大学が6学部制へ移行します

  • 新設される「国際文化交流学部」は、戸山キャンパスを拠点とし、3学科で構成される(定員355名)。

  • 大学院も「国際文化交流研究科」「国際社会科学研究科」が新設され、研究体制も強化。

  • 伝統×国際性を融合させる新体制により、今後の学習院大学が大きく進化することが期待されます。


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どこの大学に入れれば「高学歴」と言えるのか

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どこの大学に入れれば「高学歴」と言えるのか 

(※この記事は「高学歴とは何か」を客観的指標社会的評価の両面から整理し、どの大学が一般に『高学歴』と見なされやすいかを分かりやすく示すことを目的としています。)


はじめに — 「高学歴」の意味はひとつじゃない

「高学歴」と聞くと一瞬で「東大」「京大」と浮かぶ人が多いですが、厳密には目的によって“高学歴”の定義が変わる点に注意が必要です。

  • 学問的な評価(研究力・国際ランキング) → 研究重視の大学が高評価。

  • 選抜の難易度(偏差値・合格率) → 入試難易度が高い大学を「高学歴」と見なす傾向。

  • 就職・人事からの評価(企業からの採用実績やOBOGネットワーク) → 就職実績が良い大学が「学歴フィルターで有利」とされる。

つまり「どこの大学に入れば高学歴か?」を考えるには、あなた(またはお子さん)の目的――研究者を目指すのか、外資コンサルや大手企業に入りたいのか、社会的ステータスを重視するのか――を最初に決めると答えが明確になります。
いくら高学歴とは言っても大学は人生の通過点です。


よく「高学歴」とされる大学群(分類と解説)

以下は日本で一般的に「高学歴」と見なされやすい大学群の代表例です。※ただし地域や業界によって見方は違います。

1) 研究力・学術面で強く、社会的評価も高い(トップ層)

  • 東京大学 / 京都大学:国内で最も研究力・ブランド力が高い大学の代表。国際ランキングでも上位に入ることが多い。

  • 東京工業大学 / 一橋大学 /(旧帝大の主要校):学術・研究で高評価、専門領域で強み。

2) 「旧帝大」グループ(歴史的に最難関とされる国立大学群)

旧帝国大学(通称:旧帝大)は国内の難関国立大学群で、一般的に「高学歴」と評価されることが多いです。例:北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学(+東京・京都を含む)。

3) 私立の最上位(巨大な人脈・就職力)

  • 慶應義塾大学 / 早稲田大学 / 上智大学:特に慶應・早稲田は大手企業への就職実績やOB/OGネットワークが強く、「学歴」の観点で高く評価されやすい。業種によってはこれら私大の評価が国立を上回る場合もあります

4) 就職力・専門性で評価される大学

  • 東京理科大、一橋、地方旧帝や工学系の強い大学:企業別・業界別ランキングでは理系の強い大学や一部の少人数精鋭大学の評価が高い(例:有名企業への実就職率で上位に入る大学がある)

5) 「準上位・地域のトップ校」も文脈によっては高学歴扱い

  • 横浜国立大学、筑波大学、神戸大学、MARCH、国際基督教大学(ICU)などは分野や地域、採用企業の見方で高学歴に入ることがあります。


「偏差値が高い=高学歴」ではない — 3つの注意点

  1. 目的が違えば価値も違う:研究を志すなら研究力や教員の質、企業に就職したければ就職実績や業界との関係が重要。単純に偏差値だけで判断しない。

  2. 学部・学科差が大きい:同じ大学でも学部や学科で評価が大きく変わる(医学部・理工系は別格に難しいことが多い)。河合塾などの学部別偏差値も参考に。

  3. 地域差・業界差がある:関西では関関同立が一定の評価を持つ、関東ではMARCHや早慶の評価が高い、など地域性が影響する。


どの大学を「目標」とすべきか(目的別のおすすめ)

  • 研究者・アカデミア志向:東京大学・京都大学・東京工業大学・旧帝大の研究力が高い学部を検討。

  • 大手企業・外資・コンサル志望:一橋大学・東京工業大学・早稲田・慶應・MARCHなど、実就職率や業界との結びつきが強い大学をチェック。

  • 専門職(医学・法曹・教職など):学部単位での難易度や国家試験合格実績を見る(医学部や一部難関学部は別格)

  • ブランド(社会的ステータス)重視:東大・京大・早慶はブランド効果が強く、ステータスを重視するなら優先候補


実例で見る「高学歴」と言えるボーダー感(目安)

  • 明確に高学歴と見なされやすい:東京大学、京都大学、旧帝大上位、東京工業大学、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学。

  • 多くの場面で高学歴扱いされる可能性がある:横浜国立大学、筑波大学、神戸大学、東京理科大学、ICU、MARCHなど(分野・地域・業界次第)。

(※上はあくまで「一般的な社会的評価や就職データ、入試難易度」をもとにした目安で、個人の能力や経験はそれ以上に重要です。)


最後に:大学の「名前」より大事なこと

結論としては、「どの大学に入れば高学歴か」は目的次第です。
大学名だけで「成功」が保証されるわけではなく、学びの中身・自己成長・人脈活用・就活準備などをどう活かすかが最終的な成果を決めます。大学選びは「ゴール」ではなく「スタート」だと考えるのが賢明です。


大学受験で「親が苦労するポイント」

 

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大学受験で「親が苦労するポイント」

親御さんが大学受験(受験期〜入学手続き)で直面しやすい具体的な苦労ポイント。家庭によって事情は違うので「自分ゴト」として使えそうなものを取捨選択してください。


大きな負担・お金に関すること

  1. 受験にかかる費用(受験料・交通・宿泊)
    受験校が増えるほど受験料・遠征費が積み重なります。共通テストや個別試験、併願で想定外の出費が出やすい。
    対策:志望校リストを早めに絞り、想定受験校ごとの費用見積り表を作る。予備費を積む。

  2. 大学の学費・生活費(進学後の資金準備)
    学費だけでなく、下宿・仕送り・入学金などまとまった支払いが必要。親の負担割合は大きい。
    対策:学費試算(国公立・私立別)を家計で共有し、奨学金・教育ローンの選択肢を早めに調べる。特に医療系学部は負担が大きいのでよく調べておくこと

  3. 突発的な出費(直前の模試追加・参考書購入・交通宿泊)
    直前で追加の模試や対策講座を受けることがある。
    特に地方の受験生は地域で模試を受けることができずに遠方へ行く必要がある可能性もあるので注意しましょう。

  4. 兄弟がいる場合の費用配分
    複数人の教育費が重なると家計圧迫が大きい。

情報収集・判断の難しさ

  1. 受験制度・方式の多様化(一般/共通テスト利用/総合型等)
    入試方式が多く、どの方式に力点を置くかの判断が難しい。
    対策:志望校の入試データ(合格最低点、合格者の傾向)を整理し、複数の戦略プランを用意。塾の担当と定期的に擦り合わせる。

  2. 塾・予備校・家庭教師の選定や情報の取捨選択
    どの塾が子どもに合うか、広告と実態が違う場合も。
    対策:体験授業や口コミを複数参照し、合わなければ早めに切り替える。透明な費用構造を確認。

  3. 情報過多で何を信じるか迷う
    SNSやネットの断片的な情報で親が不安になる。
    対策:一次情報(大学・公式発表)と塾の信頼できるデータを重視する。


時間・手間・ロジスティクス

  1. 送り迎え・模試の付き添い・保護者会参加などの時間負担
    特に共働き家庭では時間調整が難しい。
    大学受験なのである程度本人に任せることを基本で考えましょう。

  2. 出願・手続き(願書、調査書、写真、振込、郵送)の事務作業
    締切や提出形式の違いでミスが起きやすい。
    対策:チェックリストを作り、締切1週間前・前日チェックを習慣化する。

  3. 入学金・手続き期限に合わせた資金準備
    入学金は短期間でまとまる出費が必要。
    入学金は入学を蹴ってもかえって来ないこともよくよく考えて受験日程を組みましょう。

  4. 受験校の遠征対応(宿泊・健康管理)
    遠方の試験で宿泊や子どもの体調管理が必要になる。
    対策:事前に宿泊先や最寄り医療機関を調べ、当日の持ち物リストなどを用意しておきましょう。


親の心理・コミュニケーション

  1. 期待とプレッシャー(子に対する過度な期待)
    「合格させたい」という思いが子へプレッシャーになる。
    対策:努力のプロセスを評価し、結果だけで価値を測らない姿勢を示す。

  2. 子どもの不安や落ち込みにどう向き合うか
    メンタルサポートの方法に迷う親は多い。
    対策:傾聴→必要なら専門家(学校・カウンセラー)につなぐ。言葉のかけ方を学ぶ(批判的言動を避ける)。

  3. 夫婦間の温度差(教育方針の不一致)
    方針が違うと家庭内で摩擦が生じる。
    対策:事前に「共通ルール」を決めておき、子どもの前で意見対立を見せない。

  4. 親自身のストレス管理(健康・仕事への影響)
    長期戦で疲弊し仕事や健康に響くことがある。
    対策:相談相手(友人・専門家)を持ち、自分の休息時間を確保する。


子どもの学習サポートに関する苦労

  1. 勉強法の専門性不足(何をどう手伝えばいいか分からない)
    親が教えると喧嘩になる場合も。
    対策:教えるより「環境整備」(静かな学習スペース、時間割)や、学習計画の管理をする。

  2. 生活リズム・睡眠管理の難しさ
    夜更かしや不健康な生活習慣が学力低下につながる。
    対策:親がモデルとなり就寝時間・食事のリズムを整える。

  3. 模試の成績に一喜一憂してしまう
    一回の成績で親が過度に反応すると子が萎縮する。
    対策:長期的な成績推移を見る。具体的な改善点を一緒に考える。

  4. 子どもの自己管理(スケジュール・体調)を任せられないもどかしさ
    放任すべきか介入すべきかの境界線が難しい。
    対策:段階的に任せる領域を増やし「報告ルール」を決める。


合格・不合格後の対応

  1. 合格後の手続き(入学金・書類・住まい準備)
    合格が決まってから短期間で準備が集中する。
    対策:合格想定リストを事前に作り、必要書類のスキャンやコピーを準備しておく。

  2. 不合格・浪人・志望変更時の経済・精神的フォロー
    追加の費用や精神的ケアが必要になることがある。
    対策:プランB(浪人・編入・就職など)を早めに話し合っておく。

  3. 下宿・引っ越しの手続き(契約・保証人・家具)
    一人暮らし準備は親の労力が大きい。
    対策:契約書のポイントを事前に確認し、チェックリスト化する。


家庭・社会的な問題

  1. 共働き家庭のサポート不足
    時間が取れない・塾送迎が難しいなどの制約。
    対策:在宅でできる支援(食事準備、オンライン面談の同席)を工夫する。

  2. 地方在住で受験機会が限られる(情報格差)
    都市部と比べ塾や模試の機会が少ない場合がある。
    対策:オンライン予備校や通信教材の活用で補う。

  3. 家庭の雰囲気悪化(緊張感が常態化)
    受験期の緊張が家庭内に波及する。
    対策:受験期でも「家族イベント」や短時間のリラックス時間を確保する。


手続き・制度関連での負担

  1. 奨学金や教育ローンの申請手続き
    申込時期・書類が複雑で見落としがち。
    対策:制度の申込スケジュールを早めにチェックしてカレンダーに登録。

  2. 大学受験の出願様式や証明書類の違い
    大学によって提出形式が違う(郵送・オンライン)。
    対策:大学ごとの「出願フォーマット」を一覧化して担当を決める。


最後に:優先順位をつけ、小さく準備を進めること

大学受験は「長丁場」でやることが山ほどあります。親が全部背負い込むと消耗するので、優先順位(安全管理、健康、出願手続き、金銭準備)を決め、その他は段階的に対応するのが実務的です。


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