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大学受験・理系を志望する高校生が、夏休みの最後に取り組むべき復習内容を徹底解説

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大学受験・理系を志望する高校生が、夏休みの最後に取り組むべき復習内容を徹底解説


夏休み最後の勝負!理系大学受験の復習ガイド — 総仕上げ編

はじめに

高校3年生にとって、夏休みはまさに「受験の天王山」。この時期に身につけた基礎や時間感覚が、秋以降の過去問演習や模試の成果に直結します。特に最後の1週間〜10日間は、今までの学習を整理し直す絶好の機会。基礎の抜けを確実に補強し、これからの演習へスムーズにつなげましょう。

以下に科目別の具体的な復習項目と、最終調整のコツを詳しく解説します。


科目別:最後に確認すべき復習ポイント

数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)

  1. 基礎問題の反復
    標準問題集の基本パターンは必ず見直しを。チャート式や類似問題集など、典型例を反復して定着させましょう。

  2. 模試や校内テストのミス分析
    最後の演習は「何を間違えたか」より「なぜ間違えたか」が重要。ミスを仕分けて、自分のウィークポイントを明確に。

  3. 大学入学共通テスト+2次型対策
    共通テスト型問題の過去問は形式に慣れるのが狙い。難関大学志望なら2次の記述力向上も意識して取り組みましょう。


英語(単語・文法・長文・解釈)

  1. 語彙・熟語・文法の定着
    入試に必要な単語と熟語、基本文法は最後の見直しが肝心。単語帳や文法教材をひととおり復習しておきましょう。

  2. 長文読解の“読みの型”確認
    筆者の主張、構成展開、論拠の把握など、読解における自分の型をこのタイミングで固めます。

  3. 英解釈力の強化
    長文に進む前に英文の構造を丁寧に分解し、文ごとの意味理解でリズムをつかんでおきましょう。


理科(物理・化学・生物)

  1. 全体像の整理と基礎丸暗記
    用語や公式、反応、現象について“言葉で説明できる”状態にしておくことが重要です。特に暗記要素の多い生物や地学は一問一答で反復を。

  2. 公式と解法パターンの定着
    物理の法則や化学の計算パターンなど、“見ただけで解法を思い出せる状態”を目指す復習を。

  3. 苦手分野の完補
    まだ不安がある分野には集中して取り組み、演習や図を使って徹底的に「理解→記憶」へつなげましょう。


学習全体の戦略と生活リズム

  1. 「最も伸びやすい科目・分野」に集中
    時間が限られた最後の段階では、志望校とのギャップや出題傾向を見極め、「ここを詰めれば得点力につながる」分野を重点的に。

  2. 学習環境整備
    勉強場所や誘惑の排除、スマホ制限など、集中できる環境を整え直しましょう。図書館や予備校の自習室の活用もおすすめ。

  3. 模試&過去問に触れる
    本格的に得点するのは難しくても、時間感覚や出題傾向を掴むための実践演習は不可欠です。また自己分析と学習計画の修正にも役立ちます。

  4. 継続チェックとモチベ管理
    日々の進捗を可視化し、計画通りに進んでいるか確認することで、勉強の見通しと自信につながります。


ラスト1週間のモデルスケジュール(例)

時間帯 学習内容例
朝〜午前 数学・理科(弱点強化や復習)
昼(短時間) 英語文法や語彙問題、一問一答復習
午後 英語長文・理科の演習問題
夕方〜夜 ミスの解き直し、模試分析
最終日 秋以降の学習に備えた模試形式の通し演習
生活リズムが夏休みに崩れてしまった人は今のうちに直しておきましょう。試験は朝から始まります。夜型になっていてはベストパフォーマンスは出せません。

最後に

夏休み最後のこの時期は、基礎の再確認と学習の見直しが非常に効果的です。全科目のバランスを意識しつつ、特に伸びしろがある分野を中心にピンポイントで固めていきましょう。模試と過去問の活用や生活リズムの整備も含め、総力戦に備える最終調整のフェーズです。

 


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