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偏差値50から「MARCHレベル」を狙うための、夏にやるべき勉強法
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大学受験(理系)――偏差値50から「MARCHレベル(明治・青学・立教・中央・法政)」を狙うための、夏にやるべき勉強法
ポイントは「短期間で伸びるところに集中する」「大学別の出題傾向に合わせて仕上げる」「学習の質を上げること」。
1|まず「目標イメージ」をはっきりさせる
MARCH理系の一般選抜はおおむね英語・数学・理科(物理or化学)で戦う形式が多く、配点や試験時間は学部・方式で異なります。目標偏差値は模試で概ね55〜60を目指せることが合格安全圏の目安になることが多いです。現状の偏差値(50)からの伸び幅を現実的に見積もり、科目別に必要な改善点を見つけましょう。
2|夏の「優先順位」――伸びやすさ順に手を付ける
短期で偏差値を上げるには「得点に直結する課題」を先に潰します。優先順位はおおむね次のとおり。
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数学(基礎の“正確さ”と典型問題の反復)
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理科(物理・化学):公式応用と計算スピード
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英語:長文処理力+頻出語彙の定着
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試験テクニック(時間配分・問題選択)とミス減少策
理由:理系入試は「ミスを減らして典型問題を確実に取る」だけで合格ラインに届く場合が多く、夏はここを集中補修できる時期です。
3|科目別・夏に効く勉強法(実践編)
数学(最重要)
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典型問題の“型化”:頻出分野(微分・積分・ベクトル・数列・図形)ごとに典型解法を整理し、まずは「確実に解ける」まで類題を回す。
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ミス対策:筆算の癖、単位の取り違え、条件見落としなど“繰り返し出るミス”をリスト化し、解答の最後に数秒でチェックする習慣を付ける。
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演習量の質:量を増やすより、「解いた後の理解時間」を必ず確保する(なぜその解法が成り立つかを自分の言葉で説明できるか)。
理科(物理/化学)
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計算演習を徹底:物理は単位変換や近似処理、化学はモル計算や濃度計算など“計算ミス”が命取り。反復演習でスピードと精度を上げる。
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図や過程を描く習慣:問題の状況を図にして考えると誤読が減る。化学反応では電子の流れ・物質保存を意識して式を書く。特に物理では図を描くことは必須と言っていいでしょう。
英語
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長文は“段落要旨→設問確認→該当箇所確認”の順で読む癖をつける。段落ごとの一行要約を習慣化すると読解速度が上がる。
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語彙の運用:理系長文に頻出の語彙・フレーズは例文ごと覚える。英作や和訳の練習も効果的。
4|夏の学習メソッド:テスト活用と「エラー駆動学習」
最新の学習研究は「反復で思い出す(テスト)」ことが記憶定着に最も有効であると示しています。夏は模試や実戦問題を“学習ツール”として積極的に使い、間違いをフィードバックしてすぐに類題で再演習するサイクルを回してください。ミスを恐れず試すこと自体が学力向上に直結します。
実践例:
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「問題→自己採点→ミス原因分類→類題で再挑戦→再チェック」のサイクルを、1題単位で徹底する。
5|過去問&模試の戦略
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過去問は“形式慣れ”と“配点感覚”をつかむために必須。夏は時間を計らず精読で解法を固め、秋以降は本番想定で時間を意識した解答練習に移すのが効率的。
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模試は結果より「設問別の弱点分析」にフォーカス。模試直後に誤答の理由を詳細に書き出し、48時間以内に同分野の類題で再確認する習慣を。
6|夏の学習でよくある落とし穴と回避法
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落とし穴1:新分野の大量導入 → 夏は「伸びるところ」を集中。新しい難問を詰め込みすぎない。
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落とし穴2:演習の量だけ増やす → 解きっぱなしにならないよう、必ず振り返り時間を入れる。
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落とし穴3:睡眠・食事を犠牲にする → 集中力の基盤は生活習慣。睡眠は短期成績にも長期記憶にも必須。
7|ツール・教材の選び方(夏向け)
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良問を繰り返せる演習書(分野別の良問集)を1〜2冊徹底的に使い倒す。
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過去問集と同レベルの問題集で出題形式への慣れを作る。
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英単語は例文ごと覚える。音声付き教材でシャドーイングも並行すると効果的。
8|親と環境のサポート
親は「生活リズムの管理」「学習環境の確保」「模試や志望校情報の整理」といったサポートで受験生を助けられます。声かけは結果ではなく努力のプロセスに注目する言葉がけを心がけてください。
夏は「差がつく」時期。賢く集中して伸ばす
偏差値50からMARCH理系を狙うには、夏の「質」を如何に高めるかが勝負です。数学と理科で典型問題の取りこぼしを無くし、英語で長文処理力を底上げする――この三点を中心に、模試と過去問を用いて回してください。計画と振り返りを厳しく回せば、短期での偏差値アップは十分現実的です。
(akamon lab) 2025年8月20日 20:29
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