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地方国公立大学の理系受験生に向けた夏以降の受験対策

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地方国公立大学の理系受験生に向けた夏以降の受験対策について、さらに具体的なポイントをお伝えします。受験生の皆さんにとって、夏以降の期間は非常に重要な時期です。ここからは、志望校に向けてより深い理解と実力を養うための対策を、科目別に解説します。


1. 数学:基礎を徹底し、応用力を身につける

夏の過ごし方:

  • 基礎固め: 数学はすべての理系科目の基盤となるため、まずは基礎から徹底的に固めることが最優先です。特に、定理や公式の理解、計算処理能力が重要です。夏の間に、基本的な問題集(例:『チャート式』や『青チャート』など)を何度も繰り返し解き、しっかりと身につけましょう。

  • 理解と解法の定着: 数学の問題を解く際には、ただ手順を覚えるのではなく、「なぜこの手順を踏むのか」「なぜこの公式を使うのか」を意識して学習します。単純な計算問題に関しても「どこに焦点を当てるべきか」を常に考えることが重要です。

秋〜冬の過ごし方:

  • 問題演習: 基礎がしっかりと定着したら、徐々に難易度の高い問題に挑戦します。しかし、ここでも重要なのは、難問に取り組むことよりも、「解ける問題をミスなく解く」ことです。共通テストや二次試験では、難問よりも**「標準問題をいかに確実に解けるか」がカギ**になります。

  • 過去問演習: 志望校の過去問を解き、出題傾向を確認しながら、実戦的な対策を行います。過去問を解く際には、時間を計って解くことを徹底し、試験本番に備えます。


2. 物理・化学:知識の定着と応用力の強化

夏の過ごし方:

  • 物理: 物理は理論と計算が密接に結びついています。夏はまず、教科書や基礎的な参考書(例:『物理基礎問題精講』や『物理のエッセンス』)をしっかり読み込み、公式や法則を理解します。その後、問題集で応用力を鍛えることが重要です。

  • 化学: 化学は、有機化学や無機化学などの基本的な知識を徹底的に固めることが求められます。特に、無機化学や有機反応の基本的な反応式を覚えておくことが重要です。夏の段階で、参考書や問題集(例:『化学の新研究』や『化学の計算問題集』)を使い、しっかりと知識を定着させます。

秋〜冬の過ごし方:

  • 応用問題に挑戦: 基礎を固めた後、秋以降は応用問題に挑戦していきます。特に、物理では力学や電磁気、波動などの応用問題、化学では酸化還元反応や熱力学の問題が出題されることが多いため、これらの分野を重点的に学習します。

  • 過去問演習: 物理や化学の過去問を解き、出題傾向を確認します。特に、記述式の問題が多く出題される大学の場合、**「計算過程をどれだけ正確に書くか」「理論的な説明をどれだけ簡潔に行えるか」**が重要になります。


3. 英語:リーディング力と記述対策を強化

夏の過ごし方:

  • 基本的な文法と単語力の強化: 英語は理系科目の中でも最も配点が高く、特に長文読解や記述問題が多く出題されます。まずは、文法や単語をしっかりと基礎固めします。『速読英単語』や『英語長文問題精講』などで、基本的な語彙力や文法力を高めます。

  • 長文読解の練習: 英語の長文読解問題を通して、内容の要約や筆者の意図を読み取る練習を行います。この段階では、スピードを意識して読解を進めることが重要です。

秋〜冬の過ごし方:

  • 記述問題対策: 志望校によっては、英作文や和訳、内容説明が求められる場合があります。秋以降は、記述問題に積極的に取り組み、論理的で分かりやすい文章を書く練習をします。和訳の問題においては、文法の知識と語彙を駆使して、正確かつ自然な訳を作成できるようにします。

  • 過去問演習: 英語の過去問を解き、出題の傾向に慣れます。特に、共通テストと二次試験の形式の違いを理解し、それぞれに対応する練習をしておくことが重要です。


4. 自己管理とモチベーション維持

  • 計画的に学習を進める: 受験勉強は「マラソン」のようなものです。最初から最後まで一気に勉強を続けることは難しいため、毎日の学習計画を立て、達成感を感じながら進めることが大切です。1週間ごとに進捗を確認し、必要であれば計画を見直しましょう。

  • モチベーションの維持: 勉強が辛く感じる時期もありますが、「合格」という明確な目標を持つことでモチベーションを保ちます。また、適度に休息を取ることも大切です。無理をしすぎず、リフレッシュする時間も確保しましょう。


まとめ

地方国公立大学の理系受験生にとって、夏から冬にかけての時期は勝負どころです。この時期をどう過ごすかで、合格が大きく変わります。基本的な学力をしっかりと固めつつ、過去問演習や実戦的な訓練を積んでいきましょう。あなたが合格を掴むために必要なのは、「継続的な努力」と「確実な実力の向上」です。自分のペースで焦らず着実に努力し、合格を勝ち取ってください。


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