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【大学受験にかかる費用を徹底解説】受験料・交通費・入学金などリアルな実態とは?
【大学受験にかかる費用を徹底解説】受験料・交通費・入学金などリアルな実態とは?
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大学進学を控える高校生とその保護者にとって、受験そのものにかかる費用は非常に大きな関心事です。志望校に合格するためには、学力を高めることももちろん大切ですが、出願から入学手続きまでにかかるお金の準備も欠かせません。
この記事では、大学受験に必要な費用の平均額をもとに、費用の内訳や負担を減らす工夫について詳しく解説していきます。おおよその目安を知っておくことで、計画的な準備と無理のない受験プランが立てられるようになります。
■ 受験にかかる費用の全体像
大学受験の出費は、**受験料・交通費・宿泊費・入学金(進学先、進学しない大学含む)**など、多岐にわたります。
文部科学省や金融機関の調査によると、受験費用の平均相場は約30万円前後。実際には、志望校の数や所在地によってその金額は大きく変動します。特に複数の大学に出願するケースや、遠方受験が必要な場合は費用が跳ね上がります。
受験費用には以下のような項目が含まれます:
-
受験料
-
交通費・宿泊費
-
入学金(進学する大学、しない大学ともに)
以下、内訳を見ていきましょう。
■ 受験料の目安はどのくらい?
大学ごとに試験形式が異なるため、受験料にも差があります。
試験区分 | 受験料の目安 |
---|---|
大学入学共通テスト(3教科以上) | 18,000円 |
大学入学共通テスト(2教科以下) | 12,000円 |
国公立大二次試験 | 約17,000円 |
私立大学 一般入試 | 約30,000〜35,000円 |
私立大学 共通テスト利用入試 | 約15,000円 |
例えば、私立大学を5校受験すると15万〜20万円程度の受験料がかかるのが一般的です。また、国公立大学志望者も、前期・後期で複数の試験を受けることが多く、結果的に私立大と同じ程度の費用がかかるケースもあります。
■ 交通費・宿泊費も見逃せない負担
大学の所在地によっては、試験前日の宿泊が必要になることもあります。新幹線や飛行機を利用する移動やホテル代などを合わせると、1回の受験で数万円の出費となることも珍しくありません。
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交通費(東京⇔大阪の場合)… 往復約30,000円
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宿泊費(1泊)… 約10,000円前後
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食費などの滞在費… 数千円〜
特に繁忙期の1月〜3月は交通機関・宿泊施設ともに料金が高く、早めの予約や受験生向けパッケージプランの活用が推奨されます。
また、保護者が同行する場合は倍の費用がかかるため、家庭によっては10万円近くが移動・宿泊に消えることもあります。
■ 入学金と“進学しない大学”への支払い
意外と見落としがちなのが、「合格しても進学しない大学」に支払う入学金などの納付金です。
特に私立大学は、合格後すぐに手続きしなければ合格が取り消されることが多く、「第一志望の結果が出るまでの保険」として入学金を支払うことがあります。
この金額は大学によって異なりますが、おおむね20〜30万円程度。支払っても返金されないため、無駄になってしまうケースも多いです。
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進学しない大学への納付金平均:約10万円
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進学する大学への納付金平均:
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国公立大学:約28万円
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私立大学文系:約40万円
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私立大学理系:約46万円
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■ 進学先別の受験費用合計の目安
区分 | 平均受験費用(合計) |
---|---|
国公立大学 | 約67万円 |
私立大学文系 | 約82万円 |
私立大学理系 | 約89万円 |
私立理系は、学費そのものも高額なうえ、受験時点での費用も最も高くなります。
■ 受験費用を抑える4つのコツ
大学受験に必要な費用は高額ですが、いくつかの工夫によって負担を減らすことも可能です。
1. 受験校・学部を絞る
併願校が多いほど受験料や交通費がかさみます。志望順位や学びたい内容をよく考え、進学意欲のある大学だけに絞ることで無駄な出費を減らせます。
2. 割引制度を利用する
私立大学の中には、同一校で複数学科を併願することで受験料が割引になる制度があります。たとえば、1学部追加ごとに+10,000円などの設定があり、複数出願時に割引が適用されます。
3. インターネット出願を活用する
多くの大学でWEB出願による割引制度があります。紙の願書よりも簡便で、コストも削減可能です。また、記入ミスの心配も少なくなります。
4. 地方試験の利用
遠方の大学でも、地方都市で受験できる「地方試験会場」を設けていることがあります。これにより、交通費や宿泊費が不要になる可能性があり、大きな節約につながります。
■ まとめ|お金も“受験戦略”の一部
大学受験における費用は、決して無視できない要素です。学費のように分割納付や奨学金の対象になるものとは異なり、受験時の費用は一括で必要となるものが多いため、計画的に備える必要があります。
特に以下のような視点で準備しておくことが大切です:
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受験校の数と地域の見直し
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受験方式の選択(一般・共通テスト利用)
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割引制度の有無を事前確認
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無駄な出費にならないような併願戦略
受験には、学力の準備だけでなく家計との相談や費用計画も重要な戦略の一部です。事前に必要な金額を洗い出し、家族で共有しながら進めていくことで、不安を最小限にし、万全の態勢で受験に臨むことができるでしょう。
(akamon lab) 2025年7月 9日 20:14
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