HOME > akamon lab ブログ > 大学受験|日本史と世界史の違いを徹底比較!

akamon lab ブログ

< 日本史の効率的な覚え方|7つのポイント  |  一覧へ戻る  |  「就職実績がいいからなんとなく理系」で進学したら後悔する?―進路選択で見落としがちな落とし穴とは >

大学受験|日本史と世界史の違いを徹底比較!

少数精鋭個別指導学習塾 東京都世田谷区 大学受験 オンライン授業対応 akamon lab ブログ 

 大学受験|日本史と世界史の違いを徹底比較!

1. 内容の違い|どんなことを学ぶか?

項目 日本史 世界史
主な範囲 日本国内の歴史 世界全体(欧米中心+アジア・中東)
具体例 古代〜近現代の日本の流れ ヨーロッパ史、アジア史、イスラーム、冷戦など
時代の重なり 日本のみに集中 同時代の複数地域を横断的に扱う

日本史は「深く狭く」学ぶのに対し、**世界史は「広く浅く+やや深く」**学ぶイメージです。


2. 暗記量の違い|どちらが覚えるのが大変?

観点 日本史 世界史
暗記量 膨大。文化史も多い。 圧倒的に多い。国・人名・事件が世界中から出る。
読み方の難しさ 漢字の読み書きが問われる カタカナの固有名詞が覚えづらい
  • 日本史:漢字の細かい用語や文化史の知識が細かい

  • 世界史:国名・人名・都市名などのカタカナ地獄

どちらも暗記量は多いですが、「整理力」が問われるのが世界史、「丁寧な積み上げ」が必要なのが日本史です。


3. 問題の傾向と難易度

項目 日本史 世界史
センター(共通テスト) 資料読解・グラフ・語句整序 同上。比較的文章量が多い
国公立二次 記述・論述が多い 論述はやや少なめな傾向(大学による)
私大 一問一答・正誤判定・資料問題など 同様に、私大は正誤&細かい知識問う
  • 日本史:正確な理解と時代の流れを問う出題が多い

  • 世界史:同時代比較・因果関係の理解がカギ
    難関私大(早稲田・慶應・上智など)では、どちらも知識の深さと論理的理解力が求められます。


4. 向いているタイプは?

タイプ 日本史向き 世界史向き
丁寧に積み上げたい
カタカナや地理好き
流れを覚えるのが得意 ◎(時代軸に強ければ)
暗記が苦ではない ◎(大量)
国語・漢文が得意
英語や世界情勢に関心あり

日本史が向いている人:

  • コツコツ型・漢字好き・丁寧に勉強できる人

  • 日本文化や古典が好きな人

世界史が向いている人:

  • グローバルな視野を持っている人

  • 同時代比較や地理が得意な人

  • 英語・国際系学部を志望している人


5. 大学・学部による傾向

  • 文系国公立:選択科目はどちらでもOKだが、論述重視なら日本史の方が対策しやすい

  • 早慶・上智など私立文系:世界史が有利な学部(文学部・国際系)がある

  • 理系・共通テスト利用型:世界史の方が短期対策がしやすいという声もあり
    学部の出題傾向や、過去問の傾向を事前にチェック!


6. まとめ:日本史 vs 世界史

比較項目 日本史 世界史
暗記量 多い(精密) 非常に多い(広範)
難易度 正確性重視 整理力・応用力重視
記述対策 論述多め 大学により差あり
適性 コツコツ型 視野が広い・整理上手
おすすめ層 国語力重視・日本文化好き 英語好き・地理歴史得意

 最後に:選び方のポイント

  • どちらを選んでも、やり切れば得点源にできます

  • 「興味が持てる」「続けられそう」で選ぶのが最も重要

  • 早めに決めて1冊をやり込むのが合格への近道

 

< 日本史の効率的な覚え方|7つのポイント  |  一覧へ戻る  |  「就職実績がいいからなんとなく理系」で進学したら後悔する?―進路選択で見落としがちな落とし穴とは >

このページのトップへ