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理工学部志望者のための英語対策|理系ならではの勉強ポイントと戦略

 

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理工学部志望者のための英語対策|理系ならではの勉強ポイントと戦略

理工学部を志望する受験生の中には、「英語はそこまで重視されないのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、実際の入試では英語の配点が高く、合否を大きく左右する科目のひとつです。
特に国公立大学や難関私立大学の理工系学部では、数学や理科に加え、英語でしっかり得点できるかが合格のカギになります。

この記事では、理工学部を目指す受験生に向けて、英語の学習ポイント、他教科とのバランス、そして出題傾向に即した効果的な対策を詳しく解説していきます。


理系でも英語は避けて通れない

理系=数学と理科の配点が高い、というイメージはありますが、英語を軽視してよいわけではありません。多くの大学では英語の配点が他の科目と同等、またはそれ以上である場合もあり、「英語ができない理系」は不利になることが多いです。

また、大学に入ってからも英語論文の読解、海外文献の活用、技術文書の作成など、英語力は理工系において不可欠なスキルとなります。受験勉強を通して、その土台を築いておくことは将来的にも大きな武器になります。


理系英語の特徴と出題傾向

理工学部の英語問題には以下のような傾向が見られます。

1. 読解問題が中心

理系学部の入試英語は、抽象的な評論文や科学技術系テーマの長文読解がメインになることが多いです。
内容理解と論理展開の把握が重要で、単に「読める」だけでなく、「論理構造をつかんで読み解く」力が問われます。

2. 専門的な単語も登場するが、基本語彙で対応可能

「molecule(分子)」「experiment(実験)」「structure(構造)」など理系テーマに関連した語彙が出題されることもありますが、特別な専門単語帳を使う必要はありません。
基本的な英単語帳をしっかりこなせば、十分に対応可能です。

3. 文法・語法問題は簡潔かつ実用的

理工学部では、あまり回りくどい出題は少なく、文法・語法もストレートな問題が多め。基礎〜標準レベルを正確にこなせることが重要です。


理系英語対策の3ステップ

ステップ① 単語と文法は最速で基礎固め

英語の学習に時間をかけすぎて数学や理科の勉強が手薄になるのは避けたいところ。だからこそ、最初に「語彙・文法」は一気に固めて、あとは定期的に復習を続けるスタイルが効率的です。

おすすめの学習法:

  • 単語帳は1冊に絞り、毎日短時間で継続復習(1日100語など)

  • 文法書を1冊決めて、5〜10周回すイメージで理解を深める

  • 英語が苦手な人は、文法問題集より「文法解説+例文」の教材を使うと定着しやすい


ステップ② 長文読解は「構造把握」と「スピード」の両立を目指す

理工系の読解では、「英文の構造を正確に読み取る力」と「限られた時間で処理するスピード力」が両立して求められます。

対策ポイント:

  • 精読:英文を1文ずつ文型(SVOC)を意識して読んでみる

  • 構造記号(スラッシュリーディング)を使って、意味の区切りを明確に

  • 徐々に時間を意識して、過去問・模試形式の長文演習へシフト

背景知識があると理系テーマの文章は読みやすくなるので、理科で学んだ知識や教科書の内容が意外と役立つこともあります。


ステップ③ 過去問分析と演習で得点力を仕上げる

理工学部の英語は「クセが少なく、点を取りやすい」という側面もあります。出題傾向が毎年大きく変わることは少なく、過去問を分析することで十分に対策が可能です。

やるべきこと:

  • 志望大学の過去問を3〜5年分は分析し、出題形式と頻出テーマを把握する

  • 長文、文法、語法などパートごとに出題傾向に合わせた問題集を解く

  • 国公立志望の場合は、共通テストのマーク形式にも慣れておくことが必要


他教科とのバランスを意識した学習スケジュール

理系受験生にとっては「数学」「理科(物理・化学)」の対策にも多くの時間が必要です。英語にだけ時間をかけすぎるのは得策ではありません。
そこで、1日の中で以下のような配分を意識するのが理想的です。

  • 英語:1.5〜2時間

  • 数学:2.5〜3時間

  • 理科:2.5〜3時間

  • その他(国語・社会):30分〜1時間(必要に応じて)

英語は「毎日コンスタントに触れること」で伸びる教科なので、短時間でも良いので継続的に取り組むことが大切です。


まとめ:理工学部の英語は「効率」と「継続」で差がつく

理工学部を目指す英語学習は、闇雲に勉強するよりも「必要な部分を効率よく」「他教科とのバランスを取りながら」進めることがポイントです。

  • 語彙と文法は早期に完成、復習で定着

  • 長文は論理構造を意識して読み解く練習を

  • 過去問分析で出題傾向を把握し、演習で仕上げ

  • 他教科との時間配分を最適化して効率よく学習

英語が苦手なままだと、理系でも第一志望突破は難しくなります。逆に、英語で安定して得点できれば、理科・数学で少し崩れても十分に合格圏に届くことも。
将来の研究活動にも直結する「使える英語力」を、受験勉強の中で身につけていきましょう。

 


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