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早稲田大学3つの理工学部の違いと対策

早稲田大学の理工系ここでは、3つの理工学部の特徴や入試の傾向をまとめていきます。難易度の高さに不安を感じる方も、まずは全体像をつかむことで見通しが少しずつ開けていくはずです。


早稲田大学3つの理工学部の違い

早稲田大学の理工学部は「基幹理工学部」「創造理工学部」「先進理工学部」の3つに分かれています。それぞれの学部が独自のカラーを持ち、学べる内容や入試方式にも違いがあります。

  • 基幹理工学部
    数学・物理・情報など、理工学の基礎を幅広く扱う学部です。特徴的なのは「学系」という大きな枠で入学し、2年次に学科が決まる仕組みです。入学後に進路をじっくり考えられる柔軟さが魅力です。

  • 創造理工学部
    建築、機械、社会環境など、実社会に直結する工学分野が中心です。建築学科ではデッサン試験が課されるなど、学科ごとの特色がはっきりしています。

  • 先進理工学部
    物理・化学・生命科学など、より専門性の高い理学系分野が集まっています。3学部の中でも特に難易度が高いとされ、研究志向の学生に人気があります。

学部ごとに学びの方向性が異なるため、興味のある分野を軸にしながら、それぞれの特徴を丁寧に見比べていくことが大切になります。


理科2科目が必要で高難易度

早稲田大学の理工学部は、私立大学の中でもトップクラスの難易度を誇ります。特に負担が大きいと感じやすいのが、理科2科目が必須である点です。物理・化学・生物の中から2科目を選ぶ必要があり、科目数が多い分だけ準備に時間がかかるという声もよく聞かれます。

また、英語・数学も全体的にレベルが高く、総合力が求められる入試形式となっています。科目ごとの難易度に差があるため、自分の得意・不得意を把握しながら、無理のないペースで向き合っていくことが大切です。


学部によっては理科の配点に傾斜がかかる

理工学部の入試では、学部や学科によって配点が異なることがあります。先進理工学部の一部の学科では、理科の配点が異なり物理・化学で割合が2:1になったりします。

また創造理工学部の建築学科では、専門的な試験(空間表現など)が課されます。

こうした配点の違いは、受験生にとって学部選びの重要な判断材料になります。自分の得意科目がどの学部でより評価されるのかを知ることで、志望校選びに安心感が生まれるはずです。


まとめ

早稲田大学の理工学部は、3つの学部それぞれが個性豊かで、学べる内容も入試形式も多様です。理科2科目が必要で難易度は高いものの、学部ごとの特徴や配点の違いを知ることで、自分に合った道が見えてきます。

受験勉強は長い道のりですが、少しずつ理解が深まるたびに、未来の姿が鮮明になっていくものです。焦らず、自分のペースで歩んでいけるよう、情報を味方にしながら進んでいけると良いと思います。



中央大学のオープンキャンパスが8月から6月開催に変更

高校生のみなさん、そして毎日サポートされている保護者の皆様、こんにちは。少数精鋭個別指導学習塾 akamon labです。 

日々の勉強や部活動、本当にお疲れ様です。受験が真っ只中となる中、来年に受験を控える高校2年生の志望校選びも少しずつ本格化してくる時期かと思います。今日はMARCHの一角中央大学を目指している、あるいは興味を持っている皆様に、とても大切な「オープンキャンパスの開催時期」についてのお知らせです。

「オープンキャンパスといえば夏休み、8月だよね!」

そう思ってカレンダーをめくる準備をしていた方、ちょっと待ってください。実は今年から、中央大学のオープンキャンパスに大きな変更があるんです。

知らずに夏を迎えて「えっ、もう終わっちゃってるの!?」なんてことにならないよう、解説していきますね。

中央大学 多摩キャンパスOCは「8月」から「6月」へお引越し

一番大きなニュースは、多摩キャンパスのオープンキャンパス(OC)開催時期が、これまでの「8月」から「6月」に変更されるということです。

「えっ、6月? まだ1学期中じゃない?」と驚かれるかもしれませんね。

でも、すべてのキャンパスが変わるわけではありません。法学部などが移転した都心3キャンパス(茗荷谷・駿河台・市ヶ谷)は、これまで通り「8月上旬」に開催される予定です。

つまり、「多摩キャンパスの学部に行きたい!」と思っている方は、夏休みを待たずにアクションを起こす必要があるんです。

どうして時期が変わったの?

「夏休みの方が参加しやすいのに、どうして?」と疑問に思う方も多いと思います。

実はこれ、大学側がみなさんの健康を第一に考えた、理由からなんです。

行ったことがある方はご存知かもしれませんが、多摩キャンパスはとにかく広大です。緑豊かで素晴らしい環境ですが、真夏の炎天下にあの広いキャンパスを歩き回るのは、体力的にかなりハード。さらに山に位置するため高低差もあり移動も一苦労です。

大学側は「熱中症対策」として、少しでも涼しい時期にキャンパスの魅力を存分に味わってほしいと考え、開催時期を早める決断をしたそうです。広大な多摩キャンパスならではの配慮と言えますね。

ここだけは気をつけて!

この変更には、素晴らしい配慮がある一方で、少し注意が必要な点もあります。

まず、地方にお住まいの受験生にとっては、夏休み期間ではない6月の土日に東京まで足を運ぶのは、スケジュール的にもハードルが高いかもしれません。

また、「オープンキャンパスは夏に行くもの」というイメージが強いため、うっかりしていると開催日を過ぎてしまう可能性があります。

「気づいたら終わってた…」なんて悲しい思いはしてほしくありません。ぜひ、手帳の6月のページに大きく印をつけておいてくださいね。
特に推薦による中央大学進学を考えている人は面接で話す話題としても、実際に学ぶ環境を知るきっかけとしてもオープンキャンパスにはいっておきたいものですよね!そういう人は気を付けて置きましょう。

もし6月に行けなくても大丈夫!

そうはいっても「部活が忙しくて6月は無理…」「遠くて行けない」「毎年夏休み中だから夏休みに訪問を計画していた」

そんな方も、どうか落ち込まないでください。大学側もしっかりと救済策を用意してくれています。

大規模なオープンキャンパスとは別に、「ミニオープンキャンパス」が開催される予定です。

  • 時期: 4月~5月、8月~11月の間に月1回(合計6回ほど)

  • 曜日: 土曜日

  • ポイント: これまでよりも定員を増やして開催してくれるそうです!

これなら、夏休みや秋の週末を利用して、キャンパスの雰囲気を肌で感じることができますね。

最後に

変化があるときは少し戸惑うかもしれませんが、早めに情報を知っておけば大丈夫です。6月の緑が美しい多摩キャンパスも、素敵です。

みなさんが自分にぴったりの大学と出会えるよう、心から応援しています。


関東と関西で"こんなに違う"大学受験事情

関東と関西で"こんなに違う"大学受験事情:私立難関大の呼び名から入試制度まで

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「MARCH」という言葉は関東では当たり前のように使われますが、関西では「関関同立」が主流です。同じ日本国内の大学受験でも、関東と関西では私立難関大の構図、入試制度、そして受験生・保護者が抱く価値観に違いが見られます。その実態を見ていきましょう。


私立難関大の"呼び名"が示す文化の違い

関東で私立難関大といえば、まず早稲田・慶應(早慶)が最上位に位置し、その次にMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)が続きます。さらに下位には日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)という大学群が認識されています。

一方、関西では関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)が私立トップ層として確固たる地位を築いており、その下に産近甲龍(京都産業・近畿・甲南・龍谷)が続く構図が一般的です。関西には早慶のような"私立最高峰"というポジションの大学が存在しないため、関関同立が実質的な私立難関大の頂点として機能しています。

この呼び名の違いは、単なる言葉の問題ではありません。それぞれの地域で受験生が目指す大学群の序列や、保護者が抱く大学イメージに直結しており、地域ごとの受験文化そのものを象徴しているといえます。


国公立志向の強さの違い―関西の"京大・阪大信仰"

関東と関西の受験事情を語る上で欠かせないのが、国公立大学に対する価値観の違いです。

関東でも東京大学や一橋大学、東京工業大学は最難関として認識されていますが、早慶に合格すれば「私立でも十分」と考える受験生・保護者は少なくありません。実際、早慶の社会的評価は非常に高く、就職実績や学閥の強さから、国公立を蹴って早慶に進学するケースも珍しくありません。

対照的に、関西では京都大学・大阪大学を頂点とする国公立信仰が根強く、「私立よりも国公立」という価値観が浸透しています。関関同立に合格しても、国公立大学の後期日程や地方国公立への進学を選ぶ受験生が一定数存在するのは、こうした文化的背景があるためです。この傾向は、関西圏の高校進路指導にも反映されており、国公立対策を重視するカリキュラムが組まれることが多いとされています。

これには関西地区の大学に首都圏の早慶と並ぶ大学が無いことも要因です。最上位は関関同立であり、ここも非常に優秀ですがMARCHと同レベルの難易度に留まっています。首都圏には早慶以外にも上智、理科大など優秀な私立大が揃っていることで国公立と私立大の差が小さいのです


入試制度の違い――共通テスト利用と独自日程

入試制度の面でも、関東と関西では微妙な違いがあります。

関東の私立大学、特にMARCHや早慶は一般選抜(個別学力試験)が主流であり、多くの受験生が2月に集中する試験日程で複数回のチャンスを得ます。共通テスト利用入試も実施されていますが、あくまで併願手段の一つという位置づけです。

一方、関西の関関同立では共通テスト利用入試の比重が比較的高く、共通テストの得点次第で複数の大学・学部に出願する戦略が取られることが多いとされています。(※年度によっても変更があるため必ず自分の受ける大学の要項を確認してください。)また、関西圏の私立大学は独自の試験日程を分散させる傾向があり、受験生は物理的に多くの大学を受験しやすい環境にあります。

こうした制度設計の違いは、受験生の併願戦略や受験スケジュールに直接影響を与えており、地域ごとの"受験の作法"を形成しているといえるでしょう。


地元志向と上京志向―進学先選択の温度差

関東と関西では、地元志向の強さにも違いが見られます。

関東、特に首都圏の大学は「東京で学びたい」という志向の受験生が多く、都内だけでなく地方から上京して早慶やMARCHを目指す受験生も多数います。東京には企業の本社が集中しており、就職活動の利便性や情報量の多さから、東京の大学に進学することそのものに価値があると考えられています。

一方、関西の大学は地元の大学に進学する受験生が多く、首都圏の大学に比べると相対的に倍率が下がります。特に関関同立は関西圏での就職に強いネットワークを持っているため、関西地区にゆかりのある人が受けたがる構造になっています。近年では、関西の優秀層が地元にはないレベルの早慶を併願するケースも増えており、受験市場は徐々に東京に吸い取られる兆しも見られます。

まとめ――地域ごとの"受験文化"は違う

関東と関西の大学受験には、私立難関大の呼び名、国公立への価値観、入試制度、そして地元志向という複数の違いが存在します。これらは単なる制度の差ではなく、それぞれの地域で育まれてきた受験文化そのものです。受験生と保護者は、自分たちが置かれている地域の特性を理解した上で、進路選択を考えることが大切になってきます。


私立難関大入試が本格化:MARCH・早慶受験

私立難関大入試が本格化:MARCH・早慶受験

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リード: 2月に入り、私立難関大学の一般入試が次々と本番を迎えています。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や早稲田・慶應を第一志望とする受験生たちは、いま連日のように試験会場へ足を運んでいます。


いよいよ始まる「本番」

2月上旬から中旬にかけて、都市部の大学キャンパスや外部試験会場には、緊張した面持ちの受験生の姿が連日見られます。私立難関大の一般入試は、多くの場合、学部・日程ごとに細かく分かれており、同じ大学でも複数回受験のチャンスがあるケースも少なくありません。そのため受験生の中には、数日おきに異なるキャンパスへ通うという日程を組んでいる人も多く、体力的にも精神的にも負荷が大きい時期となっています。

保護者にとっても、この時期は特別です。願書の出願状況を確認し、受験票が届いているかを何度も見直し、試験当日の交通手段や宿泊の手配に気を配る。そんな日々が続きます。第一志望校の試験日が近づくにつれて、家庭内の緊張感も高まっていくのが、この2月という季節の特徴です。


MARCHと早慶――私立難関大受験が始まる

MARCHと呼ばれる5大学群は、私立大学の中でも安定した就職実績と社会的評価を持ち、多くの受験生にとって現実的な目標校として位置づけられています。一方で早稲田大学・慶應義塾大学は、私立大学の最高峰として全国から優秀な受験生が集まり、合格を勝ち取ることは大きなステータスとなります。

こうした大学群を志望する受験生の層は非常に幅広く、「早慶が第一志望でMARCHを併願する層」「MARCHを第一志望として地方私大や中堅私大を併願する層」「国公立大学を第一志望としつつ、私立難関大を併願として受験する層」など、さまざまです。


国公立二次試験前に落とせない試験が続く

国公立大学の二次試験(個別学力検査)前の私立一般入試の日程は非常にじゅうようです。国公立大学の前期日程は例年2月下旬に実施されるため、その直前まで私立難関大の入試が続きます。このため、国公立志望者の中には「私立は早めに合格を確保しておきたい」という心理が働き、MARCHや早慶を"保険"として受験するケースが少なくありません。

逆に、私立専願の受験生にとっては、こうした併願組の存在が競争をいっそう激化させる要因ともなります。

まとめ

私立難関大入試の本番期である2月中旬は、MARCHや早慶といった大学群の受験が本格化します。受験生の皆様は各科目の最終チェックと過去問対策を!

 



〈共通テスト〉国公立大2次試験の出願が締め切り

国公立大2次試験の出願が締め切り:今年の受験動向と倍率

2月4日、全国の国公立大学で2次試験の出願が締め切られました。
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共通テストの難化が影響――広がる「安全志向」の出願傾向

今年の出願傾向は「安全志向」です。1月17日・18日に実施された共通テストは、前年度と比べて平均点がダウンする教科・科目が目立ちました。得点が思うように伸びなかった受験生が多く、志望校選びは例年以上に慎重なものになったと考えられます。

地方の国公立大学や旧帝大を除く国公立へ出願する傾向が見られました。東京大学や京都大学といった最難関校(旧帝大)の前期日程志願者数は、前年度と比べて減少傾向です。共通テスト難化で受験生は「安全志向」をせざるを得ず、旧帝大ではない超難関国立の東京科学大学、一橋大学、神戸大学でも前年同日大きく下回る志願者数となりました。

一方で、比較的入りやすいと思われた大学や新設学部、財政難で私立から公立化した年月の浅い大学などには逆に志願が集中する傾向が見られ、倍率が高まっているケースも。

前期日程・後期日程・中期日程、それぞれの状況

河合塾の調査によると、出願最終日時点での前期日程の志願倍率は2.6倍となり、前年とほぼ変わらない水準でした。志願者数は前年比で101.3%と微増しています。公立大学では前年比102.7%とやや高めの増加率となりました。

一方、後期日程の志願者数は前年比96.8%と減少しました。特に国立大学で志願者の減少が顕著です。後期日程は前期日程よりも募集人員が少なく、求められる共通テストの得点率も高めになるため、今年のように共通テストの平均点が下がった年には、そもそもの出願を断念する受験生が増えたのでしょう。後期日程の出願もタダではありませんから。

また、一部の公立大学が実施する中期日程は前年比103.2%と増加しました。前期・後期に加えて3回目の受験機会として利用できる中期日程は、受験生にとって貴重なチャンスとなっているようです。

学部系統別に見る人気・不人気の傾向

学部系統別の志願動向を見ると、文系では外国語や国際関係の分野が人気を集めています。特に「外国語」の分野では、すでに前年度の確定志願者数を上回るほどの人気ぶりです。日本経済の停滞などで学生の間にもグローバル化にすそ野が広がっているようです。経済系では「経営」よりも「経済」学部への志願が多く見られました。

理系では、理学部と工学部の志願者数が前年を上回っており、特に工学系は前年比105.2%と高い増加率を記録しています。「機械・航空」「通信・情報」「応用化学」などの分野が人気です。理系は女子人気を高めるべく様々な大学で取り組みが行われています。そうした理系のお固く、生真面目なマイナスイメージの払しょくも倍率増加に一役買っているかもしれません。

一方で、医療系の多くの分野で志願者が前年同日を下回っています。特に「医」と「看護」の減少率が高く、共通テストの難化により難易度の高い医療系を諦める受験生も多かったのかもしれません。ただし、医学科では大学によって状況が異なり、前年度に志願者が減少していた大学では、今年は昨年を上回る志願者が集まっているケースもあります。医学部レベルとなると共通テストが難化しようが易化しようがみんな平気で8割、9割は取ってくるので共通テストのレベルには左右されないのでしょう。

確定志願者数の発表はこれから

文部科学省による国公立大学の確定志願者数の発表は、2月18日の予定です。出願締め切り後も、速達の消印有効などで志願者数が若干変動する可能性があります。正式な倍率や2段階選抜の実施状況などは、その発表を待つ必要があります。

受験生の皆さんは今、2月25日からスタートする前期日程の試験に向けて最後の追い込みに入る時期です。出願先が確定したことで不安が募る場面もあるかもしれませんが、これまで積み重ねてきた学習を信じて、体調管理をしっかり行いながら本番を迎えていただければと思います。

保護者の皆様におかれましても、お子様の緊張やプレッシャーを理解し、温かく見守っていただけることを願っています。


2月の大学受験「直前期」──共通テスト後から二次試験までの入試構造

2月の大学受験「直前期」──共通テスト後から二次試験までの入試構造

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1月の共通テストが終わると、受験生の皆さんはいよいよ本格的な「直前期」へと突入します。2月は私立大学の一般入試が連日続き、下旬には国公立大学の前期日程が控えています。この時期は、これまで積み重ねてきた学習の成果を発揮する舞台であると同時に、日程の重なりや出願戦略といった要素が複雑に絡み合う期間でもあります。本記事では、2月の入試がどのような構造になっているのか、各要素の意味づけを整理しながらお伝えしていきます。


いよいよ2月──大学受験の山場が始まる

大学入学共通テストは例年1月中旬に実施され、2025年度入試では1月18日・19日に行われました。この共通テストを皮切りに、受験カレンダーは一気に密度を増していきます。

2月上旬から中旬にかけては、私立大学の一般選抜が集中します。特に首都圏・関西圏の主要私大は、2月1日から入試日程が本格的にスタートし、同じ大学でも学部ごとに異なる日程で複数回の受験機会が設けられているケースが多く見られます。

一方、国公立大学の前期日程は2月25日前後に設定されるのが通例です。この前期日程は国公立志望者にとって最も重要な関門であり、私大入試と並行して準備することになるでしょう。


2月1日から大学受験が本格開始

2月初旬、とりわけ1日から3日にかけては、多くの私立大学が入試日程を設定しています。とくに今年は国から大学受験は2月からにするよう指導があったため2月に受験を実施する大学が多くなっています。

日程の重なりがもたらす構図

同一日程に複数の人気大学が入試を実施する場合、受験生は「どちらを選ぶか」という選択を迫られます。この結果、志願者の分散が起こり、大学ごとの実質倍率にも影響が生じます。

例えば、ある大学の入試日が他の有力大学と重なった場合、併願を避ける層が出てくるため、見かけ上の倍率が下がることがあります。逆に、日程が独立している入試には志願者が集まりやすい傾向も見られます。こうした日程の「競合」と「棲み分け」の構図は、毎年の出願動向に影響を与える要因の一つとなっています。


主要大学の位置づけと出願動向(私立大学・国公立二次)

私立大学の多様な入試形態

私立大学の一般選抜には、全学部統一入試学部個別入試共通テスト利用入試など、複数の方式が存在します。受験生は自分の得意科目や日程を考慮しながら、複数の方式を組み合わせて出願するのが一般的です。

早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学といった最難関私大は、記述式や論述式の出題が特徴的で、大学ごとの傾向に対応する必要があります。一方、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)といった上位〜中堅私大は、共通テスト利用入試の枠も充実しており、併願先として多くの受験生に選ばれています。
背景には早慶レベルの共通テスト利用入試ともなると9割近い得点率が必要になり、そういう得点を取る人は誰も進学しないという現実があります。センター試験時代に同様の入試方式があったこともありますが、そうした問題がありました。

国公立大学の二次試験

国公立大学では、共通テストの得点と二次試験(個別学力検査)の得点を合算して合否が決まります。大学・学部によって配点比率は大きく異なり、共通テスト重視型もあれば、二次試験の比重が高い大学もあります。

東京大学や京都大学などの難関国公立大学は、二次試験の配点が高く、記述力や思考力を問う問題が出題されます。このため、共通テスト後も二次対策に十分な時間を割く必要がある構造となっています。


科目別の直前の特徴(英語・数学・理科・国語)

英語

英語は、ほぼすべての入試で課される科目であり、配点も高く設定されていることが多いです。共通テストではリーディングとリスニングが課されたのに対し、私大・国公立二次では長文読解や英作文が中心となります。直前期においては、これまでの学習の定着度を確認する意味合いが強い科目と言えます。

数学の特性

数学は、理系・文系を問わず多くの入試で重要な位置を占めます。共通テストでは基礎〜標準レベルの問題が幅広く出題され、二次試験では証明問題や応用問題が登場します。この科目は一夜漬けが効きにくいという特性があり、直前期には既習範囲の確認が中心となる傾向があります。共通テストのマーク試験に慣れてしまった受験生は早急に記述対策をしましょう。

理科(物理・化学・生物)

理系受験生にとって、物理・化学・生物は合否を分ける重要科目です。共通テストでは知識と計算力がバランスよく問われ、二次試験ではより深い理解と応用力が求められます。科目ごとに出題傾向が異なるため、志望校の過去問を通じて傾向を把握しておくことの意義は大きいと言えます。また理科科目は大学によって差が大きく全問マーク試験の大学や記述式、解答欄のみなど様々な形式があるため、各大学に合わせた対策が必要になります。

国語

国語は、私立文系や国公立文系において配点が高い科目です。現代文・古文・漢文の3領域があり、特に二次試験では記述式の解答が求められることもあります。読解力と表現力の両面が試される科目として、その位置づけは独特です。


短期決戦期における学習の位置づけ(過去問・既習の確認の意義)

直前期は、新しい知識を大量に詰め込む時期というよりも、これまでの学習内容を整理し、確認する期間としての性格が強いとされています。

過去問の教育的価値

志望校の過去問に取り組むことには、出題傾向の把握だけでなく、時間配分の感覚を養うという意味もあります。本番と同じ条件で解くことで、自分の現在地を客観的に確認できるという点で、過去問は重要な教材として位置づけられています。

未着手の難問について

直前期に、これまで手をつけてこなかった高難度の問題集に着手することについては、効果と負担のバランスを考える必要があります。新しい内容に時間を費やすことで、既習内容の確認がおろそかになる可能性も指摘されており、この時期の学習の優先順位は慎重に考えられるべきテーマです。


社会的事情と入試環境(選挙・行事・交通等の影響)

入試は大学と受験生だけの問題ではなく、社会全体の動きと無関係ではいられません

交通機関と天候

2月は降雪や路面凍結のリスクがある時期です。特に地方から都市部へ移動して受験する場合、交通機関の遅延や運休が懸念されることもあります。大学側も、天候による遅延を想定した対応策を設けているケースが多く、受験票や大学ウェブサイトで事前に確認しておくことが推奨です。

地域行事や社会的イベント

入試日程と地域のイベントが重なる場合、周辺の宿泊施設が混雑したり、公共交通機関が普段より混み合ったりすることがあります。こうした外部要因も、入試環境の一部です。とくに国公立で地方に行く場合、その地域の宿を早めに抑えておくことが重要です。直前になって宿が無くても保証はありません。


まとめ

2月は、共通テスト後の私大一般入試から国公立前期日程まで、大学受験の主要な試験が集中する時期です。日程の重なりが志願動向に影響を与え、科目ごとに求められる力も異なります。また、天候や交通といった社会的要因も入試環境に関わってきます。こうした構造を理解しておくことは、この時期を見通しを持って過ごすための一助となるでしょう。


「滑り止め」大学でも必ず過去問演習をしよう

「滑り止め」という言葉の裏側にある、入試問題の落とし穴

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受験シーズンが深まるにつれ、受験生も、そしてそれを見守る保護者の方々も、志望校への想いが日ごとに強まっていることと思います。「第一志望校に合格したい」。その一心で机に向かう時間は、尊く、そして張り詰めたものでしょう。

そんな中で、どうしても後回しにされがちなのが、いわゆる「滑り止め」や「併願校」と呼ばれる大学の対策です。

「本命の勉強で手一杯だから、そこまで手が回らない」 「実力的には余裕があるはずだから、特別な対策はしなくても大丈夫だろう」

そうした声が聞こえてくるのは、とても自然なことです。限られた時間とエネルギーを、一番行きたい大学に注ぎたいと願うのは当然の心理ですし、実力差がある大学に対して「基礎力があれば解けるはず」と考えるのも、論理的な帰結と言えるかもしれません。

しかし、入試の現場に長く携わっていると、少し違った景色が見えてくることがあります。それは、大学入試というものが、単なる「知識量の測定」だけでは決まらない、独特の側面を持っているという事実です。

今回は、併願校の過去問演習が持つ意味について、少し視点を変えて整理してみたいと思います。

大学ごとに異なる「問い」の作法

私たちが普段「偏差値」や「難易度」というひとつの物差しで並べている大学たちも、一歩その中身に踏み込んでみると、まったく異なる個性を持っていることに気づかされます。

たとえば英語の試験一つとっても、長文読解が中心の大学もあれば、文法や語彙を細かく問う大学もあります。あるいは、国語の試験において、現代文の文章量が非常に多い大学もあれば、漢字や知識問題の比重が高い大学もあります。

さらに踏み込むと、設問の「聞き方」や「癖」にも、大学ごとの色が色濃く出ます。 ある大学では、受験生を丁寧に正解へと導くような誘導形式の問題が出される一方で、別の大学では、思考のプロセスを自ら組み立てなければならない記述式の問題が出されることもあります。

これらは、難易度の高低とは別の話です。たとえその大学が、受験生の実力よりも入りやすいとされる大学であったとしても、出題形式が独特であれば、そこで足踏みをしてしまうことは珍しくありません。

それは、初めて訪れる土地で地図を見るような感覚に似ているかもしれません。どんなに歩く力(学力)があっても、その土地特有の道路標識や地理感(出題傾向)を知らなければ、目的地にたどり着くまでに余計な時間がかかってしまったり、思わぬ迷い道に入り込んでしまったりすることがあるのです。

「知識」よりも「慣れ」がものを言うとき

入試問題において、知識はもちろん大切ですが、それ以上に「慣れ」が結果を左右する場面は多く存在します。

特に顕著なのが、時間配分の感覚です。 「制限時間60分で大問が4つ」という構成を、事前に知っているのと知らないのとでは、試験中の心の持ちようが大きく変わります。過去問を通して「この大学は、後半の長文に時間がかかるから、前半はスピーディーに進める必要がある」という感覚を肌で知っていれば、時計を見ながら焦ることも少なくなります。

また、問題文の指示や誘導の流れに乗れるかどうかも、慣れの影響を受けやすいポイントです。 独特な出題形式を持つ大学の場合、初見では「何を問われているのか」を理解するのに時間がかかってしまうことがあります。しかし、一度でも過去問に触れていれば、「ああ、このパターンね」とスムーズに問題に取り組むことができます。

このように、過去問演習は、単に点数を取るための練習というだけでなく、その大学特有の試験スタイルという「リズム」を身体に馴染ませるプロセスとも言えるのです。

入試会場での「落ち着き」を作るもの

「滑り止めだから大丈夫」という安心感は、時に本番での落とし穴になることがあります。 多くの受験生が、第一志望校の対策には万全を期して臨みます。しかし、併願校に対しては「地力でなんとかなる」と考え、形式の確認程度で済ませてしまうケースも少なくありません。

そして迎える入試当日。 独特の緊張感が漂う会場で問題冊子を開いた瞬間、予想もしなかった形式の問題が目に飛び込んできたら、どうなるでしょうか。 「あれ、思ったより難しい」「形式が変わっている」「時間が足りないかもしれない」 そんな小さな動揺が、本来の実力を発揮する妨げになってしまうことがあります。

一方で、事前に過去問演習を通してその大学の「顔」を知っていた受験生は、同じ状況でも違った反応を見せます。 「やっぱりこの形式か」「例年通りだな」「ここは難しいから後回しにしよう」 この「知っている」という感覚が、入試会場という非日常の空間において、受験生に大きな落ち着きをもたらします。

試験当日の心の安定は、精神論だけで作れるものではありません。具体的な準備と、そこから得られる予測可能性こそが、緊張を和らげる大きな要因となるのです。

過去問演習を通して得られるもの

こうして考えてみると、併願校の過去問演習に取り組む意義は、「合格点を取るため」だけにとどまらないことが分かります。それは、未知の相手(大学)を知り、その相手との対話の仕方を学ぶ時間です。

たとえ第一志望ではなくても、その大学が用意した問題には、大学側からのメッセージが込められています。「こういう学生に来てほしい」「こういう力を問いたい」という意図が、問題の端々に表れています。 過去問に向き合うことは、そのメッセージを受け取り、試験当日に慌てずに対話をするための準備と言えるでしょう。

もちろん、全ての併願校に対して、第一志望校と同じだけの時間を割くことは物理的に難しいかもしれません。しかし、たとえ数年分であっても、あるいは一度だけでも、時間を計って真剣に取り組んでみることで得られる「感覚」は、何物にも代えがたい財産となります。

それは単なる点数や判定の結果だけではありません。「自分はこの大学の試験形式を知っている」という事実そのものが、受験本番を支える小さくとも確かな自信へと変わっていくのです。

滑り止めだからこそ過去問対策は万全に

受験勉強は、第一志望校合格という高い山を目指す登山のようなものです。その道のりにおいて、併願校の受験は、足元を固めるための大切なステップです。

「滑り止め」という言葉には、どこか軽く扱うような響きが含まれているかもしれません。しかし、どの大学の入試問題も、作問者が知恵を絞って作り上げた一つの作品です。その一つひとつに対して、敬意を持って向き合い、その特徴を理解しようとする姿勢は、巡り巡って受験生自身の「試験に向き合う力」を底上げすることにつながるのではないでしょうか。

焦りや不安が募る時期だからこそ、目の前の一問、一回の演習を大切に。 結果がどうあれ、準備をしたという事実は決して裏切りません。着実に、入試という舞台への準備を整えていく。そんな落ち着いた歩みが、春の笑顔につながることを願っています。


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2月の大学入試本番──当日におきやすいこと

2月の大学入試本番──直前期の全体像と現場で起きていること

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受験生と保護者が知っておきたい2月入試の構造と典型的な現場の実態を整理。試験当日に起こりうる事象、心身の変化、情報の扱い方まで、事実ベースで解説します。


1月の共通テストが終わると、大学受験はいよいよ個別試験の時期へと移行します。2月は国公立大学の前期日程、私立大学の一般選抜が集中し、多くの受験生にとって最も密度の高い期間となります。この時期には、試験そのものだけでなく、移動・宿泊・体調管理・情報収集など、複数の要素が同時に動くことになります。

2月本番

大学入試における2月は、年間スケジュールの中で最も試験が集中する月です。私立大学の一般選抜は2月上旬から中旬にかけてピークを迎え、国公立大学の前期日程は例年2月25日前後に設定されています。

私立大学では、同一大学でも学部・方式ごとに試験日が異なるため、複数回の受験機会が存在します。一方、国公立大学は前期・中期・後期という日程区分があり、前期日程の合格発表後に後期日程へ進むかどうかの判断が求められる構造になっています。

このように2月は「一発勝負」ではなく、複数の試験が連続・並行して進行する期間であり、受験生は短期間のうちにいくつもの試験会場へ足を運ぶことになります。試験日程が重なった場合の選択や、合否結果を待ちながら次の試験に臨む状況も珍しくありません。


試験当日の「現実」と発生しやすい事象

試験当日の会場では、さまざまな事象が発生します。まず、受付開始時刻や試験開始時刻は大学・学部によって異なり、集合から試験開始までの待機時間にも差があります。大規模な会場では受験生が数千人単位で集まるため、入場や誘導に時間がかかることも珍しくありません。

交通機関の遅延は毎年一定数発生しています。特に首都圏や関西圏の主要路線では、降雪や人身事故による遅延が2月に起こりやすい傾向があります。大学側は公共交通機関の遅延に対して救済措置を設けていることが多いものの、その適用条件や手続きは大学ごとに異なります。

試験形式についても、大学・学部によって記述式・マークシート式・小論文・面接など多様であり、同じ大学でも学部が違えば試験時間や科目配分が変わります。受験生が複数の大学を受ける場合、それぞれの形式に応じた対応が求められる構造になっています。


心身の状態に関する典型例

2月の直前期には、受験生の心身にいくつかの典型的な変化が見られます。

緊張の波は一定ではなく、試験日が近づくにつれて高まる場合もあれば、逆に「もう準備は終わった」という感覚から一時的に緊張感が薄れる場合もあります。また、1月から続く連続的な試験や模試の疲労が蓄積し、集中力の維持が難しくなる受験生も少なくありません。

睡眠パターンの変化も典型的な現象です。試験前夜に眠れなくなるケース、逆に過度の疲労から睡眠時間が長くなるケースの両方が報告されています。食欲の増減、胃腸の不調、肩こりや頭痛といった身体症状が現れることもあり、これらは長期間の緊張状態に対する身体の反応として理解されています。

こうした変化は個人差が大きく、すべての受験生に同じ症状が現れるわけではありません。ただし、直前期に何らかの心身の変化が生じること自体は珍しいことではなく、多くの受験生が経験する現象として認識されています。


情報の取り扱い(出願・変更・当日情報)

2月入試においては、複数の情報源を同時に参照する必要が生じます。

最も基本となるのは各大学の公式発表です。試験会場の変更、時間割の修正、悪天候時の対応などは、大学の公式ウェブサイトや受験票に記載された連絡先を通じて告知されます。近年ではSNSを活用した情報発信を行う大学も増えていますが、正式な情報源としてはあくまで公式サイトが基準となります。

交通機関の運行情報も重要な要素です。鉄道各社は遅延・運休情報をリアルタイムで発信しており、試験当日の朝に確認することが一般的です。ただし、情報の更新タイミングには差があり、実際の運行状況と発表内容にずれが生じることもあります。

緊急連絡の手段としては、保護者との携帯電話による連絡が主流ですが、試験中は電源を切ることが求められるため、連絡可能な時間帯は限られます。大学によっては保護者向けの待機スペースや案内窓口を設けている場合もあります。

典型的なケース

2月入試の現場では、受験生ごとにさまざまな状況が生じています。以下はその典型例です。

ある受験生は地方在住で、首都圏の大学を複数受験するため、約1週間にわたって東京に滞在しています。宿泊先から各試験会場への移動は毎回異なり、乗り換えや所要時間の把握が求められます。連日の試験で疲労が蓄積する中、合間に次の試験の準備を行うという日程が続いています。

別の受験生は、第一志望の国公立大学前期日程に向けて準備を進めながら、その前に私立大学を複数受験しています。私立の結果が出る前に国公立の試験日を迎えるため、合否が不明な状態で試験に臨む状況となっています。

また、前期日程で不合格となった場合に後期日程へ出願するかどうかという判断を迫られるケースもあります。後期日程は募集人員が少なく倍率が高い傾向にあり、私立大学の合格状況や本人の意向によって選択が分かれます。


まとめ

2月の大学入試本番期は、単一の試験で完結するものではなく、複数の試験が連続し、並行して進行する構造を持っています。試験日程の重なり、会場ごとの運営方式の違い、交通機関の状況、心身のコンディションの変化など、さまざまな要素が同時に作用する期間です。

また、情報への依存度が高い点も特徴的です。大学からの公式発表、交通機関の運行情報、合否結果の通知など、日々更新される情報を参照しながら判断を行う場面が続きます。


 


東京都市大学(前期入試)完全ガイド|数学・英語・理科の出題傾向と試験会場を徹底解説

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東京都市大学(前期入試)完全ガイド|数学・英語・理科の出題傾向と試験会場を徹底解説

東京都市大学前期入試の最新情報をお届けします。理工系を中心に8学部を擁する本学の一般選抜前期(3教科型・2教科型)について、試験会場や志願動向、数学・英語・物理・化学の科目別出題傾向を詳しく解説。受験生が押さえるべきポイントを事実ベースで整理しました。

入試直前期を迎え、東京都市大学の前期日程を検討している受験生にとって、2月1日から3日にかけて実施される一般選抜前期は最も重要な受験機会の一つとなります。本学は全国20カ所の学外試験場を設置しており、首都圏以外の受験生にも広く門戸を開いている点が特徴です。

東京都市大学(前期)入試の概観

東京都市大学は、理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部、メディア情報学部、環境学部、都市生活学部、人間科学部、デザイン・データ科学部の8学部18学科を擁する総合大学です。前身である武蔵工業大学の工学系ルーツを持ちながら、近年は文理融合型の学部設置や実学教育の強化を進めてきました。

2026年度の一般選抜前期は2月1日から3日の3日間で実施され、3日間のうち希望する日程を選択して受験できる「試験日自由選択制」が採用されています。ただし学外試験場での受験は2月1日と2日の2日間に限定される点に留意が必要です。前期入試は本学の入試制度の中で最も募集人数が多く、理工系学部を中心に多くの受験生が集中する日程となっています。

試験会場・志願動向の整理

東京都市大学の一般選抜前期では、本学試験場(世田谷キャンパス・横浜キャンパス)に加えて、全国20カ所に学外試験場が設けられています。これにより、北海道から九州まで幅広い地域からの受験が可能となっており、地方在住の受験生にとっても選択肢の一つとなる環境が整えられています。

2026年度の志願者速報によれば、共通テスト前期3教科型の理工学部では2,186名の志願があり、前年の2,314名から128名減少という状況です。※一般選抜前期の最終的な志願者数は出願締切後に確定されるため、現時点では暫定的なデータ

試験会場の配置については、受験生が居住地に近い会場を選ぶことで移動負担を軽減できるよう配慮されており、試験日の選択と会場の選択を組み合わせることで、個々の受験生の事情に応じた受験計画が立てられる制度設計となっています。

学部・学科の特徴

東京都市大学の理工学部は「理論と実践」を教育理念に掲げ、低学年から基礎力を養成する科目と実験・実習・演習科目を組み合わせたカリキュラムを展開しています。機械工学科、機械システム工学科、電気電子通信工学科、医用工学科、応用化学科、原子力安全工学科、自然科学科の7学科で構成され、それぞれの分野で専門性を追求する教育が行われています。

建築都市デザイン学部では建築学科と都市工学科の2学科を設置し、実務と理論を融合した人材育成を目指しています。情報工学部は知能情報工学科と情報科学科の2学科で構成され、情報技術の基盤から応用までを網羅する教育体制が整えられています。

近年の特徴として、デザイン・データ科学部など文理融合型の学部が新設され、「理系大学がつくった文理融合型学部」として全学生が研究室に所属する理工系の学びの環境を活かした教育が展開されている点が挙げられます。

東京都市大学 入試の科目別傾向

数学

東京都市大学の数学は、学部・学科によって出題範囲が異なる点に注意が必要です。理工学部や建築都市デザイン学部、情報工学部では数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)が出題範囲となっており、数学Ⅲを含む本格的な理系数学が試されます。一方、メディア情報学部の情報システム学科など一部の学科では数学Ⅲを含まない数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)が範囲となっており、受験する学部学科によって対応範囲が変わります。

試験時間は90分で、大問4題の構成が基本となっています。各大問に対して小問が3問から4問程度配置されており、全問記述式で解答する形式です。出題範囲は全分野からまんべんなく出題される傾向にあり、特定の単元に偏ることなく幅広い理解が求められます。

難易度は基本から標準レベルとされており、教科書の基本事項を確実に理解していることが前提となります。ただし、計算量がやや多めの問題や思考力を要する問題も含まれており、90分という時間を有効に使って解答する必要があります。記述式であるため、途中経過を論理的に示す力も評価の対象となります。

英語

英語の試験はマーク式と記述式の併用で実施され、試験時間は80分となっています。大問はPartⅠからPartⅤまでの5題構成が標準的な形式です。

長文読解が中心となっており、1,000語前後の英文が出題される傾向にあります。内容一致問題、空欄補充、語彙問題、文法問題がバランスよく配置されており、総合的な英語力が試されます。特徴的な点として、理系テーマの英文が多く出題されることが挙げられ、科学技術や環境問題などに関連する専門的な語彙を含む文章に慣れておくことが有効とされています。

試験時間に対する問題量や難易度は標準的とされており、焦らず確実に解答していく姿勢が求められます。英検やGTECなどの外部試験を「みなし得点換算型」として利用できる制度も整備されており、英検準2級以上を受験していれば合否に関わらずCSEスコアに応じて50点から100点の範囲でみなし得点が付与されます。

物理

物理は理科の試験として、物理・化学・生物の各3題、合計9題の中から任意の3題を選択して解答する方式が採用されています。ただし入試日程によっては出題構成が変わる場合があるため、受験する日程の詳細を確認する必要があります。

試験時間は理科全体で80分とされており、選択した3題を時間内に解答します。物理の出題範囲は物理基礎および物理全般にわたり、力学、電磁気、波動などが中心的に扱われます。解答形式はマーク式と記述式の併用となっており、計算過程や考え方を示す記述が求められる問題も含まれます。

難易度は比較的易しめとされており、基本的な物理法則の理解と標準的な問題演習を積んでいれば対応可能なレベルです。ただし、問題文中の誘導やヒントを的確に読み取る読解力も必要とされます。

化学

化学も物理と同様に、化学・物理・生物の計9題の中から3題を選択する方式です。化学の大問は3題用意されており、理論化学、無機化学、有機化学の各分野からバランスよく出題される傾向にあります。

解答形式はマーク式と記述式の併用で、化学反応式や構造式を記述する問題、計算問題などが含まれます。試験時間80分の中で3題を解答する必要があるため、化学から2問、物理から1問といった組み合わせを選ぶこともできる柔軟な制度設計となっています。

化学の問題は解きやすいとされる一方、時間配分を考慮しながら確実に得点を重ねる姿勢が重要です。特に計算問題では途中経過を含めて記述する必要があるため、論理的な思考の流れを示す練習が有効とされています。

試験の時間配分や解答形式がもたらす「傾向」の分析

東京都市大学の前期入試では、数学90分、英語80分、理科80分という時間配分が設定されており、それぞれの科目で記述式の問題が含まれる点が特徴的です。記述式の比重が高い年度では、解答の論理性や途中過程の明確さがより重視される傾向が見られます。

マーク式と記述式の併用という形式は、基礎的な知識を問う問題から思考力を要する問題まで幅広く出題できるという意図が読み取れます。受験生にとっては、マーク式の問題で確実に得点を積み重ね、記述式の問題で思考過程を丁寧に示すというバランスの取れた解答姿勢が求められる構造となっています。

理科の選択問題制度は、受験生が自身の得意分野や学習状況に応じて当日に問題を選べる柔軟性を持っています。物理と化学を両方学習している受験生であれば、試験当日に問題の難易度を見て有利な組み合わせを選択することも可能です。

典型的な受験生像

東京都市大学の理工学部や情報工学部を志望する受験生の多くは、数学Ⅲまでを含む理系数学を学習しており、早慶や国公立も見据え物理と化学の両方を選択している傾向が見られます。特に機械工学科や電気電子通信工学科などの工学系学科では、物理選択の割合が高く、力学や電磁気の基礎的な理解を持った受験生が集まる傾向にあります。

一方、メディア情報学部や都市生活学部など文理融合型の学部を志望する受験生では、数学Ⅲを含まない範囲で受験できる学科もあり、理系科目に加えて人文社会科学的な興味を持つ受験生層も含まれています。

試験日自由選択制を活用して、複数日受験する受験生も多く、同じ学部学科を2日間受験することで合格可能性を高める戦略を取るケースが報告されています。また、全国の学外試験場を利用する地方受験生にとっては、移動の負担を軽減しながら首都圏の理工系大学を受験できる貴重な機会となっている状況が見られます。

まとめ

東京都市大学の一般選抜前期入試は、2月1日から3日の3日間で実施され、全国20カ所の学外試験場を含む幅広い受験機会が提供されています。理工学部を中心に8学部18学科を擁する本学は、「理論と実践」を教育理念に掲げ、基礎力と応用力を兼ね備えた人材育成を目指しています。

入試科目では、数学が学部学科によって数学Ⅲを含む場合と含まない場合に分かれ、英語は理系テーマの長文読解が中心、理科は選択問題制度により受験生の柔軟な対応が可能となっています。記述式の比重が高い点も特徴であり、論理的な思考過程を示す力が評価される構造となっています。


参考出典


共通テスト終了後の受験生が知っておきたい心理と情報の扱い方

共通テスト終了後の受験生が知っておきたい心理と情報の扱い方

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はじめに

共通テストが終わり、多くの受験生とそのご家族は、ひとまずの区切りを迎えられたことと思います。長い準備期間を経て臨んだ試験が終わったことで、安堵や疲労、あるいは結果への不安など、さまざまな感情が入り混じる時期でもあります。しかし、入試という大きな流れの中で見れば、共通テストは通過点のひとつに過ぎません。これから出願先の決定や二次試験・私立大学の個別試験といった、本格的な選択と準備の段階が控えています。この時期特有の心理的な動きや情報との向き合い方について、事実を整理しながら見ていきましょう。

共通テスト終了後に陥りやすいこと

共通テストの結果が出た直後は、受験生の心理状態が大きく揺れ動きやすい時期です。ここでは、多くの受験生や保護者に見られる典型的な傾向を4つに分けて整理します。

① 失敗の後で意欲が低下するケース

自己採点の結果が想定より低かった場合、多くの受験生は落胆や自己否定の感情を抱きます。これまで積み重ねてきた努力が報われなかったように感じ、「もう無理かもしれない」という思考に陥ることがあります。この心理状態は、出願先の選択や今後の学習計画に直接的な影響を及ぼします。

実際には、共通テストの得点は入試全体の一部分に過ぎません。国公立大学では二次試験の配点比率が大学ごとに異なり、私立大学では共通テスト利用方式と一般入試で評価基準が全く異なります。また、大学は国公立だけでなく私立も含めて多様な選択肢が存在し、それぞれに独自の試験方式や評価方法があります。共通テストの結果が想定に届かなかったとしても、入試という長い道のりの中では「まだ序盤」であるという事実を認識することが重要です。

② 成功後の慢心傾向

逆に、共通テストで予想以上の得点を取った場合、安心感や達成感から気持ちが緩むケースも少なくありません。「もう大丈夫だ」という感覚が生まれ、二次試験や私立大学の個別試験への準備に対する緊張感が薄れることがあります。

ここで注意したいのは、共通テストと二次試験・私立試験では、問題形式や求められる能力が大きく異なるという事実です。共通テストは主にマークシート形式で知識の理解度や思考力を測る試験ですが、二次試験では記述式の論述問題や、より高度な応用力が問われます。特に理系の数学や理科では、共通テストで高得点を取れたからといって、二次試験の難易度に対応できるとは限りません。試験の性質が変わることで、求められる準備の内容も変化するという点を理解しておく必要があります。

③ 試験の易化・難化情報に振り回される

共通テスト直後は、メディアやSNSで「今年は数学が難化した」「英語は易化傾向」といった分析が飛び交います。こうした情報は受験生や保護者の関心を引きやすく、つい自分の状況と照らし合わせて一喜一憂してしまうものです。

しかし、これらの易化・難化に関する議論は、必ずしも個々の受験生の出願判断や合否に直接結びつくわけではありません。全体の平均点が下がれば合格ラインも下がり、逆に平均点が上がれば合格ラインも上昇します。また、大学によっては共通テストの配点比率が低く、二次試験の結果が合否を大きく左右するケースもあります。速報的な情報は、あくまで暫定的な分析であり、データの精度や解釈には限界があります。試験全体の難易度が変動したという事実が、自分自身の受験戦略にどう影響するかは、冷静に見極める必要があります。

④ WEB検索で情報収集を行う際の注意点

共通テスト後、多くの受験生や保護者はインターネットで大量の情報を検索します。「共通テスト 失敗 逆転」「二次試験 対策」「出願 戦略」といったキーワードで調べ、様々なブログ記事や掲示板の投稿を読み漁ることになります。

ここで把握しておきたいのは、WEB上の情報には出所や更新日、信頼性に大きなばらつきがあるという事実です。公式の入試要項や大学の発表は確実性が高い一方、個人ブログや匿名掲示板の情報は主観的な意見や古いデータに基づいている場合があります。また、検索を続けるうちに「もっと良い情報があるはず」と際限なく深掘りしてしまい、かえって混乱を招くこともあります。情報の性質を見極め、公式発表を優先するという基本的な姿勢が、この時期には特に重要になります。

出願や二次試験の「枠」や方式

大学入試には、国公立大学と私立大学という大きな枠があり、さらにその中で一般選抜、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜、総合型選抜など、多様な方式が存在します。

国公立大学では、共通テストが第一段階選抜として機能し、その後の二次試験(個別学力検査)で詳細な学力が評価されます。大学によって共通テストと二次試験の配点比率は異なり、共通テスト重視型の大学もあれば、二次試験の比重が極めて高い大学もあります。私立大学では、共通テスト利用方式では共通テストの得点のみで合否決まりますが、一般入試では大学独自の問題が出題され、評価基準も異なります。

こうした方式の違いは、出願時の戦略に直接影響します。共通テストの得点がどの程度自分に有利に働くか、あるいは二次試験でどれだけ挽回の余地があるかは、志望大学の方式によって大きく変わります。出願先を決定する際には、こうした「枠」や方式の特性を正確に把握することが前提となります。

メンタル面の「傾向」

共通テスト終了後から出願、そして二次試験に至るまでの期間は、受験生のメンタル面でいくつかの典型的な傾向が見られます。

まず、試験直後は疲労感と緊張からの解放感が混在します。長期間の準備期間を経て臨んだ試験が終わり、一時的に気が抜けることがあります。この時期に休息を取ることは自然な流れですが、一方で次の試験までの時間は限られており、休みすぎると学習リズムが崩れるリスクもあります。

また、自己採点の結果が出ると、焦りや不安が強まるケースもあります。特に想定より得点が低かった場合、「このままではダメだ」という焦燥感が生まれ、冷静な判断が難しくなることがあります。逆に、高得点だった場合は過度な安堵感が生まれ、次の準備への集中力が低下することもあります。

こうしたメンタルの動きは、学習の質や出願先の選択に影響を及ぼします。感情の揺れ自体は自然なものですが、それが判断や行動にどう影響しているかを意識することで、より冷静な状況把握が可能になります。

情報の扱い方

出願や二次試験の準備を進めるうえで、情報の質と出所を見極めることは極めて重要です。

最も信頼性が高いのは、大学の公式ウェブサイトに掲載されている入試要項や募集要項です。ここには出願期間、試験日程、配点比率、試験科目といった確定情報が記載されており、これらは出願判断の基礎となります。また、大学入試センターが発表する平均点や得点調整に関する公式データも、客観的な判断材料として重要です。

一方、予備校が提供するボーダーライン予想や難易度分析は、過去のデータと今年の試験結果を基にした「推定」です。有用な参考情報ではありますが、確定情報ではありません。SNSや掲示板の書き込みは、個人の体験や主観的な意見であり、情報の正確性や適用範囲には注意が必要です。

情報の性質を理解し、公式発表を最優先にしながら、分析材料として他の情報を補助的に活用するという姿勢が、この時期には求めれます。

まとめ

共通テスト終了後の時期は、受験生と保護者にとって心理的にも情報的にも揺れ動きやすい段階です。試験結果に対する感情の起伏、多様な情報源からの大量の情報、そして限られた時間の中での出願判断という課題が重なります。

この時期の特性として、不確実性が残るという点が挙げられます。共通テストの結果は出ましたが、二次試験や私立試験の結果はまだ未知数であり、どの大学にどのような競争率で出願が集まるかも確定していません。こうした不確実な状況の中で、事実に基づいた冷静な判断を積み重ねていくことが求められます。

受験生それぞれに異なる状況があり、最適な選択も一人ひとり異なります。自分自身の状況を客観的に把握し、信頼できる情報を基に、納得のいく選択を積み重ねていくことが、この時期の本質的な課題といえるでしょう。


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