学部タイプ | 共通テスト得点率の目安(前期入試) |
---|---|
トップクラスの国立理系(難関大学) | 約 80〜90% 前後が求められることが多い |
中堅国立理系 | 約 70〜80% のラインが目安 |
やや取りやすい/科目の配点・難易度が穏やかな国立理系 | 約 65〜75% 程度でも合格可能性あり |
科目・配点・方式で差が大きい
共通テストでどの教科・科目を使うか、理科・数学・英語などの配点比率が大学・学科で異なるため、同じ得点率でも合格可能性が左右されます。例えば、電通大などでは共通テスト+二次試験の比率や配点方式が異なります。
年度ごとの変動が無視できない
共通テストの難易度・出題内容・受験生全体の出来具合によって、同じ大学・同じ学科でもボーダー率が上下することがあります。70%前後が目安でも、年度によっては65〜80%を行き来することがあります。東京都立大学理学部の例では、以前は62〜65%だったが、2025年では71.7%という事例もあります。
共通テストだけで決まらない
共通テスト得点率だけが高くても、その後の二次(個別)試験での得点力・記述力・時間配分などが不足していると合格できないことが多い。共通テスト得点率は“足切り基準”/“第一段階選抜”として重視される場面が多いですが、その後の総合点・二次が勝負。これがより難しさを増す理由の一つです。
上記のデータから、これら大学の理系・理工系学部を狙う受験生が共通テストで到達しておくと安全/現実的な得点率ラインはおおよそ以下のあたりかと思われます:
理工系の上位学科:75〜85%程度
教育系・やや標準的な文系混合・自然系学部など:70〜80%程度
工学などの私立医以外の国立理系でも、学科によっては70数%が最低ラインとなることが多い