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「文系は理系よりラク」と思われがちですが、実際の大学受験では文系にも独自の難しさがあります。志望校の傾向に合わせた対策や、効率的な勉強法を知らずに受験本番を迎えてしまうと、後悔する結果になりかねません。
この記事では、文系の大学受験を成功させるために必要な基礎知識から科目選び、受験スケジュールの立て方までを総合的に解説します。
文系受験では、主に以下の3教科を軸に受験する大学・学部が多くなっています。
英語:どの大学でも必須。配点が高め。
国語:現代文・古文・漢文が中心。
社会科目:日本史・世界史・地理・政治経済など。
理系と比べて「数学や理科がないからラク」と思われることもありますが、その分、英語や社会で高得点が求められることが多く、1教科あたりの完成度が重要になります。
私立文系では、3科目(英・国・社)のみで受験できる大学が多いため、得意科目を活かしやすい一方で、1科目のミスが命取りになることもあります。志望校ごとの配点バランスをよく確認し、どの科目で得点を稼ぐか戦略を立てましょう。
近年では、私立大学でも「共通テスト利用入試」を実施しているところが増えています。模試などで高得点を取れる人は、こうした方式を利用することで併願校を増やすことができます。
英語は文法・語彙・読解・リスニングなど幅広い力が必要です。特に私立大学では長文読解の出題比率が高いため、毎日の音読・精読を通して「読む力」を強化しておきましょう。
おすすめの勉強法:
高1〜高2で文法と単語の基礎固め
高2の後半から過去問ベースで長文対策
リスニングは共通テスト向けに毎日5〜10分習慣化
現代文は「センス」と言われがちですが、実際には**論理的に読む力(ロジカルリーディング)**が身につけば安定した点数が取れます。
古文・漢文は文法と単語が重要なので、コツコツ暗記を進めることが効果的です。
ポイント:
漢字・語彙・現代語訳の練習を定期的に
問題集で設問形式に慣れる
音読を習慣にして感覚を養う
社会は暗記中心の科目なので、やる気さえあれば短期間で得点アップが狙えます。特に「日本史」「世界史」は私立大学での出題が多く、過去問との相性も重要です。
勉強法のコツ:
ストーリーで覚える(特に日本史)
一問一答で知識の定着を図る
年号や用語だけでなく、「なぜ起こったか?」という背景も理解
英語の文法・単語の習得
現代文の読解力を育てる
社会の科目選定と導入学習(興味が持てるものを)
模試の結果を活用して苦手分野を徹底復習
夏休みは1日6〜8時間以上の学習を目標に
志望校の過去問に着手(まだ完璧に解けなくてもOK)
各大学の出題傾向に合わせた演習
解答時間の感覚をつかむ(時間配分の練習)
英語長文、古文、社会は毎日ルーティン化
失敗パターン | 対処法 |
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英語の基礎が曖昧なまま高3に突入 | 高2のうちに単語・文法を仕上げる |
社会科目を後回しにして間に合わない | 高2の秋〜冬に選定し、春から本格対策開始 |
志望校が絞れず過去問対策が遅れる | 高2の冬〜春にオープンキャンパスで情報収集 |
模試の結果だけで安心する | 本番の問題形式に慣れるため過去問を活用 |
文系受験は「暗記でなんとかなる」と思われがちですが、実際は科目ごとの特性を理解し、計画的に対策する力が求められます。特に英語は早期に仕上げ、社会と国語で安定した得点を狙う戦略が効果的です。
合格までの道のりは長く感じるかもしれませんが、日々の積み重ねが確実に結果を変えていきます。「やるべきことを、やるべき時期に」——それが文系受験の成功法則です。