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【高校3年生の部活】受験とどう両立する?引退のタイミングと活動量の考え方

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【高校3年生の部活】受験とどう両立する?引退のタイミングと活動量の考え方

高校生活の集大成とも言える3年生の1年間。進路を真剣に考える大切な時期でもありますが、一方で部活動に全力で取り組んできた生徒にとっては「部活をいつ辞めるか」「どれくらい続けていいのか」という悩みもつきものです。

「高3の秋まで部活を続けていて、受験は大丈夫?」
「今やめた方がいいのかな?」
「部活が忙しくて、勉強に集中できるか不安…」

こんな思いを抱えている高校生、あるいはその保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、高校3年生が「部活と受験勉強をどう両立するか」について、引退の時期や活動時間の目安、そして注意すべきポイントを詳しくご紹介します。文武両道を実現するためのヒントが見つかるはずです。


部活を「いつまで続けるか」は人によって違う

結論から言うと、「部活をいつやめるべきか?」という問いに、明確な正解はありません。

ただし、傾向としては以下のような時期に引退する生徒が多いです。

  • 高3の夏前(6月〜7月):多くの部活動で最後の大会が行われるため、自然と引退となるケース。

  • 高3の秋(9月〜10月):全国大会や文化祭などを最後に活動を終えるケース。

  • 高2の冬〜高3の春:受験を見据えて早めに引退を選ぶ生徒も一部。

最も多いのは**「高3の夏の大会まで続ける」**というパターンです。この時期までは部活をやりきり、そこから一気に受験モードに切り替える、という流れですね。

一方で、難関大志望の生徒や浪人したくないと強く考える生徒の中には、高2の冬ごろに部活を引退して受験勉強に専念する人もいます。

ここで重要なのは、「周囲がどうしているか」ではなく、自分の現在地と目標校との距離感、そして学習習慣の有無です。


部活を続けながら勉強できる人、できない人の違い

部活と勉強の両立がうまくいく人と、うまくいかない人。その差は、実は“時間”そのものよりも、「自己管理能力」にあります。

● 部活と両立できるタイプの人

  • 学校の授業をしっかり聞いている

  • スキマ時間を使って勉強する習慣がある

  • 毎日の学習時間は短くても、継続できている

  • 勉強の目標(例:単語100個覚えるなど)を小分けに設定している

こういったタイプの人は、部活を続けながらでも合格に必要な学力を積み上げていけます。

● 両立が難しいタイプの人

  • 「時間ができたらやる」というスタンス

  • 成績が安定しておらず、勉強習慣もない

  • 疲れているとすぐに寝てしまう

  • やるべきことの優先順位がつけられない

このような人が「部活をやってるから勉強できない」と感じていても、実際には部活をやめたからといって勉強時間が急に増えるわけではないことが多いのです。


どれくらいの頻度・時間なら続けても大丈夫?

高3になってからの部活は、次のような方針で取り組むと受験との両立がしやすくなります。

■ 平日は「週3以下」「1日2時間以内」を目安に

学校がある日はどうしても時間が限られます。活動があっても17〜19時までには終わるようにし、その後は必ず勉強時間を確保しましょう。

勉強とのバランスが取れていないと感じたら、活動回数を減らす選択も必要です。

■ 休日は勉強優先、部活は午前中にまとめる

土日に丸1日部活に使ってしまうと、まとまった学習時間が取れなくなります。受験生の休日は、**「勉強中心+部活は午前だけ」**というスタイルが理想です。

このように、活動時間を“勉強が生活の中心”になるよう調整していくことが、両立へのカギとなります。


部活を続けるメリットは?勉強にも良い影響が

部活動を通して得られるものは、決して受験勉強の妨げになるだけではありません。むしろ、以下のようなプラスの面もあります。

● 自己管理能力が身につく

部活と勉強を両立させるには、自然と時間の使い方を工夫するようになります。この“工夫する力”は、受験期になってから大いに役立ちます。

● 心身のリフレッシュになる

適度な運動は、脳の活性化や集中力の向上にも効果的。勉強ばかりで気持ちが塞ぎがちな時期だからこそ、部活は良いリセットになります。

● 精神的な支えになる

部活の仲間や顧問の先生の存在は、プレッシャーが増す受験期において、大きな支えになります。


「辞める」のではなく「調整する」という考え方

部活をやめるかどうかを考えるとき、つい“ゼロか100か”で判断しがちです。しかし実際は、

  • 練習量を減らす

  • 週に1〜2回だけ参加する

  • 引退の前に「勉強優先日」をつくる

など、調整という選択肢も十分にあり得ます。

「部活があるから勉強できない」ではなく、「どのように調整すれば両立できるか?」という視点を持つことが大切です。


実際に引退したあとの過ごし方がカギ

部活を引退したあとの時間の使い方も、合否に大きく影響します。

引退直後は、「ようやく自由だ〜!」と開放感からダラけがちです。でもこの時期をうまく過ごせれば、一気に学力を伸ばすことができます。

● 引退直後の1〜2週間が重要!

ここで生活リズムが崩れると、元に戻すのが大変です。引退したら、すぐに毎日のスケジュールを整え、習慣的に机に向かう時間をつくりましょう。


まとめ|自分のゴールから逆算して判断を

高校3年生にとって、部活の引退時期や活動量をどうするかは、非常に悩ましい問題です。でも、何より大事なのは「自分の目標」と「現状の学力・勉強習慣」を正しく見つめること。

  • 今の成績で志望校に届きそうか?

  • 1日どれくらい勉強できているか?

  • どこまで部活を続けたいのか?

これらを整理して、「このペースなら夏までやっても大丈夫」「もうそろそろ切り替えが必要」など、自分に合った判断を下すことが大切です。

部活を続けることがマイナスではありません。むしろ、うまく活用すれば大きな成長に繋がります。自分にとってベストな道を選び、充実した高校生活を送りましょう!


必要に応じて、保護者や先生とも相談しながら、自分らしい「文武両道」の形を見つけてくださいね。

 

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