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【徹底解説】立教大学の理系学部を目指す方へ|理学部の学びと進路を詳しく紹介!

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【徹底解説】立教大学の理系学部を目指す方へ|理学部の学びと進路を詳しく紹介!

大学進学を検討する際、文系か理系かという進路選びに迷う方は多いものです。中でも理系を希望する受験生や、すでに立教大学の理学部で学ぶ在学生にとって、「卒業後の進路」「学部の特色」「他大学との違い」は気になるポイントではないでしょうか。

今回は、あまり理系のイメージのない立教大学の理学部に焦点を当て、どのような学問を学べるのか、各学科の特徴、進路や就職状況までを詳しくご紹介していきます。将来の選択に役立つ情報を、わかりやすく丁寧にお届けします。


立教大学の理系学部は理学部だけ

立教大学には複数の学部が存在しますが、その中で純粋な理系に該当するのは「理学部」のみです。理学部は、立教大学の長い歴史の中でも比較的早い時期に設置され、基礎科学を中心に据えた教育・研究を行ってきた実績があります。

理学部には以下の4学科があります:

  • 数学科

  • 物理学科

  • 化学科

  • 生命理学科

これらの学科は、それぞれ独自の専門分野を持ちつつも、科学の根本的な原理を深く理解するための教育体制が整えられています。
研究に特化した理学部のみ存在し工学部がありません。立教大学の理学部は文系と同じ池袋キャンパスに存在するため工学部を設置するのに必要な土地が無いこともあります。
実務的な部分を扱う工学部が無いことで立教大学の理系のイメージが低くなっていると言えます。


理学部と理工学部の違いとは?

理系学部の名称でよく混同されるのが「理学部」と「理工学部」です。これらの違いを正しく理解することは、大学選びにおいて非常に重要です。

  • 理学部:自然現象の仕組みや原理を深く探究する「基礎研究」を中心とした学部です。たとえば、宇宙の起源、物質の性質、数理的な構造など、答えのない問いに対してアプローチしていく学問です。

  • 理工学部:理学的な知見を応用して、社会の役に立つ製品やシステムを開発する「応用・開発志向」の学問です。橋を設計したり、新しい電子機器を開発するような、技術革新に直結した内容が中心となります。

つまり、理学部は「なぜそうなるのかを追究する学問」、理工学部は「どうやって活用するかを考える学問」と捉えると分かりやすいでしょう。


各学科の学びと魅力を紹介

◆ 数学科:論理と思考力の鍛錬場

数学科では、代数学・幾何学・解析学などの純粋数学に加え、情報数学や計算機科学といった応用分野まで幅広く学びます。少人数制による密度の高い指導体制が整っており、学生一人ひとりに対するサポートが手厚いのが特徴です。

進路例

  • 情報システム系企業(例:SCSK、NTTデータ)

  • 教員(中高の数学科教員免許取得可能)

  • 大学院進学・研究職


◆ 物理学科:宇宙から素粒子までを対象に

物理学科では、相対性理論や量子力学といった理論から、宇宙観測や加速器を用いた実験まで、幅広い物理の分野を網羅します。人工衛星や最先端の測定機器を用いた研究も行われており、まさに「物理を体感できる」学科といえます。

進路例

  • 情報・IT系企業

  • 製造業や技術開発職

  • 公務員や教員

  • 大学院進学(約3人に1人が進学)


◆ 化学科:分子レベルで社会を変える

化学科では、物質の性質や反応を理解し、医療・食品・環境といった分野に貢献する研究を行います。ナノテクノロジーや環境化学など、時代のニーズに応える研究テーマが豊富で、実験重視のカリキュラムが組まれています。

進路例

  • 化粧品・食品メーカー(例:資生堂、カルビー)

  • 化学・製薬企業の研究職

  • 教員や公務員


◆ 生命理学科:生命の本質を科学する

生命理学科は、生物学を分子レベルから捉え、DNA・RNAを中心とした生命現象の仕組みを解き明かします。分子生物学・生化学・細胞生物学をベースとした教育と研究体制が整っており、バイオインフォマティクスにも対応しています。

進路例

  • バイオ系研究職・技術職

  • 情報技術や製薬企業

  • NECグループなどの大手IT企業への就職実績も豊富


キャンパスライフの魅力

理学部の学びが展開されるのは、立教大学の象徴ともいえる「池袋キャンパス」です。都市型キャンパスでありながら緑が豊富で、蔦の絡まる赤レンガの校舎が四季の移ろいを感じさせてくれます。キャンパスの規模も適度で、移動時間のストレスも少なく、設備の清潔さも高評価です。

また、留学生との交流も活発で、理系にいながら国際的な感覚を養える環境が整っています。
MARCHの大学で文理共通キャンパスは立教大学のみです。華やかなキャンパスライフと言えば都心の一等地で文系の子たちが過ごすことが多いため理系と言えども立教大学は非常に煌びやかなキャンパスライフを送ることができます。


卒業後の就職・進学状況

立教大学理学部の就職内定率は非常に高く、企業への内定率は9割を超えます。特に理学部は研究職だけでなく、情報系・技術系職種への就職が目立ちます。

以下は主な就職先の一例です:

  • 情報・IT:日立製作所、NTTデータ、NECソリューションイノベータ

  • 化学・製薬:資生堂、カネボウ化粧品、カルビー

  • 公務員・教員:各種自治体や教育委員会、私立中高等学校

  • 金融・保険:三井住友海上、第一生命など

また、大学院進学者の割合も一定数存在し、より専門性を高めたキャリアパスを描くことも可能です。


入試情報と学科別配点

各学科の入試では、得意科目によって有利・不利が分かれることもあります。以下に学科別の配点例を示します。

学科 数学 理科 英語
数学科 200点 100点 100点
物理学科 150点 150点 100点
化学科 100点 150点 100点
生命理学科 100点 150点 100点

数学が得意な方には数学科、理科に自信がある方には物理学科・化学科・生命理学科がおすすめです。


理学部で学ぶ意義とは?

立教大学理学部は、研究だけでなく「社会で活かす力」の養成にも力を入れています。理論的思考に基づくコミュニケーション力や、複雑な課題を自ら解決していく能力は、どの業界でも求められるスキルです。

少人数制の教育環境により、教員との距離が近く、きめ細かなサポートが受けられることも、大きな強みといえるでしょう。


最後に|理学部で未来を築く選択を

科学的探究心をもとに、新たな知を生み出す立教大学理学部。研究者を目指す方はもちろん、社会で活躍できる実践的な力を身につけたい方にも最適な環境が整っています。

理系を志望する高校生や進路に悩む大学生にとって、立教大学の理学部は、将来の可能性を大きく広げる選択肢の一つとなるでしょう。


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